強い台風15号は、きょう夕方には先島諸島にかなり接近する見込み。「猛烈なしけ」「猛烈な風」「猛烈な雨」に警戒を。今後は沖縄本島や九州南部にも影響を及ぼすおそれ。早めの備えが必要です。
強い勢力を維持したまま 先島諸島へ
強い台風15号は、勢力を維持したまま、きょう夕方から先島諸島にかなり接近する見込み。
すでに沿岸の海域ではています。昼前からはが吹く予想。さらに、カミナリを伴い、局地的にが降るおそれがあります。
「猛烈な」しけ・風・雨とは?
【猛烈なしけ】
のこと。きょう、八重山地方と宮古島地方では、うねりを伴った12メートルの波が予想されています。
【猛烈な風】
といわれています。走行中のトラックが横転するほどで、多くの樹木が倒れ、電柱や街灯も倒れるおそれがあります。屋外での行動は極めて危険です。
【猛烈な雨】
息苦しくなるような圧迫感のある降り方です。傘は全く役にたたず、視界も悪くなるため、車の運転は危険です。土砂災害や川の増水、低い土地の浸水などの災害につながるおそれがあります。
先島諸島では、きょう夕方からあす未明にかけて、このような高波、暴風、大雨に警戒してください。なるべく外出は避け、安全な建物の中で過ごしましょう。
あす 沖縄・奄美に接近 その後は九州へ
台風15号は、あす24日月曜は沖縄・奄美に近づきます。沖縄や奄美でも、あすは「猛烈なしけ」「猛烈な風」に警戒を。雨もがあります。
その後、予報円の中心を進んだ場合、25日火曜には九州の西に接近するでしょう。九州も大きな影響を受ける可能性があります。さらに、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、中国・四国から東北にかけての広い範囲で天気が崩れる予想。台風から遠い地域の方も油断せず、tenki.jpで最新の台風情報を確認してくださいね。
気象予報士
「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」
NHK岐阜放送局のキャスター時代、
取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。
天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。
以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、
「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。
その後、NHK名古屋放送局キャスターや
中部支社での解説・予報業務を経て
2015年春より日直予報士の一員に。
読んでくださった皆さんに、
少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!