日本の南にある3つの台風。このうち台風9号は、沖縄付近に接近するおそれ。いつごろからどんな影響があるのか、予想をまとめました。
台風の影響はいつから?
沖縄・奄美 8日(水)ごろから影響か
台風9号の予想進路図を見ると、勢力を強めながら北上し、8日(水)午後には沖縄の南に進む見込み。
まず影響が出るのは、南大東島などで、7日(火)午後から風が強まります。
本島も含めた沖縄地方で雨が降り出すのは、8日(水)の夜ごろから。9日(木)には、沖縄本島でも風が強まるでしょう。
9日(木)になると奄美でも雨が降り出し、次第に強風にも注意が必要になります。
沖縄・奄美では、晴れ間が広がる7日(火)に、台風への備えをしておくと良さそうです。
特に9日(木)以降は、交通機関にも影響が出るおそれ。早めの夏休みをとってレジャーを考えている方は、最新の予報を確認しながら行動しましょう。
大雨の可能性 台風から離れた場所も
現時点の予想では、台風の影響を「直接受ける」のは、沖縄や奄美が中心となりそうですが、そのほかの所でも大雨の可能性があります。
9日朝の天気図(下の図)を見ると、本州付近に前線が停滞する予想。この前線に向かって、台風周辺からの暖かく湿った空気が流れ込むと、前線の活動が活発に。局地的に雨脚が強まったり、落雷や突風などのおそれもあります。
また、台風10号や11号も今後の進路によっては、日本に影響を及ぼす可能性があります。最新の台風情報をtenki.jpで確認して、早めの備えを心がけましょう。
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気象予報士
「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」NHK岐阜放送局のキャスター時代、取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。
その後、NHK名古屋放送局キャスターや中部支社での解説・予報業務を経て2015年春より日直予報士の一員に。
読んでくださった皆さんに、少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!
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