ベンチャー企業の世界大会に日本代表としてチャレンジ。いよいよWeb投票がスタート!

日本が蓄積してきた技術の素晴らしさを世界中に広めたいという使命感を持って『THE VENTURE』に挑んでいます。

ファクトリエは今年の1月、次世代の起業家を発掘する「シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金」を受賞。これにより、シーバスブラザーズ社が主催する世界大会『THE VENTURE』に日本代表としての参加が決定しました。

『THE VENTURE』とは、ビジネスで世界にポジティブな変化をもたらす若手起業家の支援を目的に 、2015年に設立された大会。30ヵ国の代表で争われるファイナルウィークは7月にアメリカで開催されるのですが、それに先んじてWeb上での投票が5月8日からスタートしました 。

■得票率に応じて2500万円の助成金を分配

世界大会では総額1億円の助成金が付与されるのですが、その内の7500万円は本大会での上位入賞者に支給。残りの2500万円は、Webでの投票結果に基づいて分配されます。Web上での投票は、5月8日から5週間に渡って実施。1週ごとに得票率を算出し、その割合に応じて500万円が振り分けられます。

例えば、5月8日から14日までの間に計10万票が集まり、10%にあたる1万票を獲得したとしたら、500万円の10%にあたる50万円を獲得。1週ごとに票がリセットされ、5月15日からは次の500万円をめぐって、再びゼロからカウントが始まります。

極端な話、1週目は得票数が伸びずに10万円の獲得に終わったとしても、2週目に全得票数の半分が集まれば250万円を獲得できる可能性があるということです。1週ごとに票がリセットされるため、ユーザーは1人5回投票できるチャンスがあります。同じビジネスに5週連続で投票してもかまいませんし、1週ずつ別々のビジネスに投票することもできます。

ビジネスの概要は以下のサイトから確認できますが、海に漂う廃棄物をアイウェアにリサイクルさせたり、コオロギを原料にしたプロテインバーをつくったりと、どれもこれも切り口がユニーク。まさにしのぎを削った戦いになりそうです。

■世界から30名の起業家が集って交流を深めた1週間

各国の代表者たちとは、去る3月にオックスフォード大学で行われたアクセラレーターウィークで顔を合わせています。アクセラレーターウィークは言わば合宿のようなもので、期間は1週間。宿泊費や渡航費などの滞在費は全て無料で、オリジナルのペンや折りたたみ傘など、あらゆるグッズがキットとして用意されていました。

一日の流れとしては、朝6時に食堂に集合。ソーシャルビジネスについて知見を広げたり、プレゼンのノウハウを学んだりと、8時から22時までプログラムがみっちりと組み込まれていました。簡易版MBAと捉えていただくと分かりやすいかもしれません。

各プログラムは一方的に講師が教鞭を執るのではなく、「あなたはどう思う?」という問いを私たちに投げかける形で進行していきました。1つのテーマについて起業家同士でディスカッションを交わすこともしばしば。全員が英語を話せるわけではなかったのですが、身振り手振りを交えながら自分の思いを伝え合いました。

■日本のものづくりを背負っているという使命感

滞在期間中にはそれぞれの人となりも知ることができました。世界にポジティブな変化を与えるビジネスを展開しているだけあって、前向きなエネルギーにあふれた魅力的な人たちばかり。国籍やビジネスは違うものの、同じような未来を描いている人たちは世界中にいるのだという連帯感も芽生えました。

どのビジネスが上位に選ばれたとしても祝福したいと思う一方、日本を代表する立場として負けたくない気持ちがあることも否めません。日本のものづくりを背負っていると言うと大げさかもしれませんが、日本が蓄積してきた技術の素晴らしさを世界中に広めたいという使命感を持って『THE VENTURE』に挑んでいます。

世界に挑むファクトリエのチャレンジ、もし応援していただけるのであれば、以下のサイトから投票してもらえると嬉しい限りです。みなさまからの力強い後押し、メンバー一同お待ちしています!

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