旭化成は11月2日、子会社の旭化成建材が横浜市都筑区のマンションで杭のデータ偽装を行った問題で、この現場責任者が関わった41件の工事のうち、6都県の19件で偽装があったことを確認したと発表した。
偽装があったと発表された工事は、以下の通り。この責任者は茨城県東海村のニュートリノ施設「J-PARC」も担当していたが、茨城、千葉、岐阜の各県の物件に偽装は確認されなかったという。
・東京都=工場・倉庫1件
・神奈川県=集合住宅1件
・石川県=医療・福祉施設1件
・静岡県=工場・倉庫1件
・愛知県=集合住宅8件、工場・倉庫2件、医療・福祉施設1件、学校1件、事務所1件、商業施設1件
・三重県=工場・倉庫1件
旭化成建材の堺正光常務は記者会見で「関係各位のみなさまに多大なご迷惑をおかけしていることに、心よりおわび申し上げます」と陳謝した。
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■国交省が立入検査
旭化成建材が杭工事の施工データを偽装していた問題で、国土交通省は2日、建設業法に基づき、東京都千代田区の旭化成建材の本社の立ち入り検査を始めた。NHKニュースによると国交省は、旭化成建材で杭のデータの流用などが日常的に行われていたとみているという。
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