三宅洋平氏、参院選に立候補を表明「改憲勢力に74議席取られたら、ジ・エンド。勝ちに行きます」

「今回の選挙で、121の議席のうちの74を改憲勢力に取られたら改憲ですからね。そうなったら、“ジ・エンド"ですよ」

ミュージシャンの三宅洋平氏(37)が6月14日、渋谷のハチ公前で山本太郎参院議員と共に演説し、6月22日公示、7月10日に投開票される参院選で、東京選挙区に無所属で立候補すると表明した。三宅氏は「今回の選挙で、121の議席のうちの74を改憲勢力に取られたら改憲ですからね。そうなったら、“ジ・エンド"ですよ」などと主張。憲法改正を阻止することを目指し、出馬を決意したと明かした。

三宅氏は、自身は護憲派ではないとしたものの、「憲法の議論をみんなでする土壌が育っていない現状のまま、国民投票に持って行かれたら改憲されてしまうのではないか」などと懸念を示したうえで、「まず、いったんは護憲」と、自身の立場を表明。さらに、「本当に憲法を良くしていきましょうよという人たちを、たくさん勝てるようにしたいんです。改憲勢力はひとりでも落としたい」などと述べた。

また、「改憲勢力を止めるには、投票率を60%、70%に押し上げていかないと」などと演説。「自民党に(票を)入れたって何だっていいから、みんな投票に行ってくれと。分母が70〜80%になれば、組織票で計算されている改憲勢力が大きく揺るがされるじゃないですか。そうなったら、彼らは、僕らの意見も聞かなきゃいけないんですよ。そういうパワーバランスをつくりたい。だから、僕らはこれから1カ月かけて、投票に行かない人たちに投票に行ってもらうために運動していきます」と語った。

勝算については、自民党の改憲草案に触れ、「(改憲されたら)次の選挙はあるかわからない。ラストチャンスです。必勝。勝ちにいきます」などと宣言。状況を変えられるのは「今まで選挙に行かなかった人が行ったということを、いっぱい作ること」などと訴えた。

三宅氏は2013年の参院選で、緑の党から比例区で出馬。個人名で17万6970人を得票したが落選した。

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