第3子に1000万円給付の「コドモノミクス」で日本の希望をつくる

子どもへの投資、未来への投資を大胆に行う政策です。
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時事通信社

今、全国を回っていると二つのことを言われます。

一つは、安倍政権をなんとかしてくれと。

二つ目は、野党はまとまってくれと。

今回の国民民主党代表選挙は、その二つの問いに、答えを出すための選挙だと考えています。

安倍政権を倒すためには、武器が必要です。その武器とは、何と言ってもアベノミクスに代わる経済政策です。

私は、アベノミクスに代わる政策とは、日本の中長期的な構造問題に正面から向き合い、同時に、生活者のくらしを豊かにする政策だと考えます。

では、日本の最大の構造問題とは何か。それは、間違いなく少子化、人口減少です。人口が減れば、モノを買う人も減るし、そもそも、社会保障も地域社会も成り立たなくなります。

今、一年に生まれる子どもは 約100万人で、そのうち、第3子、第4子以上はわずか16万人~17万人。

そして、第3子以降の出産を見合わせた夫婦の7割が「お金がかかりすぎる」と回答しています。

そこで私は、結婚したくてもできない人への支援や、不妊治療の保険適用といった第1子対策にまず力を入れることを大前提にしつつ、特に、第3子以降の子どもに、1人あたり1000万円の大胆な経済支援を提案します。

この政策は、子どもへの投資で経済を元気にする「コドモノミクス」です。

1人1000万円を給付すれば、当面1.6兆円~1.7兆円かかります。

しかし、安部総理が5年間で世界をまわって支援を表明した額が54兆円。

1.6兆円は、そのわずか3%の金額に過ぎません。

もちろん、54兆円には有償資金や民間資金も含まれていますが、そうした種類のお金も含め、外国ではなく、まずは国民のために使うべきではないでしょうか。

こうした外国に使われているお金を削減して国内にまわしたり、例えば、消費税の複数税率をやめれば、1兆円の財源が出てきます。

また、私が従来から提唱している「こども国債」をあてるのも一案です。

財源確保のやり方はいくらでも工夫の余地があります。

大切なことは、財源を理由に、未来への投資を怠ってきたこれまでの悪循環を断ち切ることです。

そして、「コドモノミクス」は、消費を活性化させる有効な経済政策でもあります。

まず、子どものいる世帯は、一般に消費性向が高い。

子どもが生まれれば、オムツもおもちゃも買うし、家族で買い物にも旅行にも行く。

大きくなれば塾にも習い事にも行く。

子どもがいない人も含めて、経済全体に大きな波及効果が及ぶと期待できます。

また、教育には公共事業に比べて倍近い投資乗数効果があるとの研究もあります。

そして、「コドモノミクス」は有効な地域活性化策にもなり得ると考えます。

なぜなら、地方ほど一世帯あたりの子どもの数が多い傾向があるからです。

ちなみに、一世帯あたりの子どもの数は、1位 沖縄、2位 佐賀、3位 島根。

逆に、一世帯あたりの子どもの数が少ないのが都会で、ワースト1が東京、2位が神奈川です。

したがって、「コドモノミクス」は地域に重点的に再配分することにもつながります。

私は、香川県の田舎で、農家の長男として育ちました。

しかし、通った小学校は来年廃校になってしまいます。

全国で同じようなことが起きています。

この「コドモミクス」で、子どもが増えれば、廃校を防ぐこともできます。

お祭りもやめる必要がありません。

「コドモノミクス」は、皆さんの地域コミュニティを守る政策でもあります。

ここで誤解して欲しくないのは、「コドモノミクス」は「産めよ増やせよ」の政策ではありません。ましてや、子どもを持たない生き方を否定するものでもありません。

第3子を持ちたくても、経済的理由で諦めている多くの夫婦に対して、希望する家族の形の実現を応援する、選択肢を増やす政策です。

また、1000万円という金額にギョッとされる方がいるかもしれませんが、20歳まで分割して給付すれば、年間50万円、月額約4万円という計算になります。

今でも第3子に対する児童手当には加算措置があり、小学生には1.5万円が給付されています。

その意味で、「コドモノミクス」は第3子加算を、2.5万円分引き上げる政策とも言えます。(高校から20歳までの間は月約4万円の純増)

少子化克服に成功したと言われるフランスでも、第3子以上の子を持つ家族に有利な給付制度になっています。

また、パチンコなどに使われるのではないかとの懸念も示されますが、私は、マイナンバーも活用しながら、「電子マネー」での給付を提案しています。

パチンコなど、子育て・教育には関係ないところで使おうとすると決済できない仕組みにしておくことも技術的には可能です。

そして、中国に比べて圧倒的に立ち遅れているキャッシュレス経済を一気に進める起爆剤にもなります。

これら、広い意味での経済効果が期待できます。

とにかく、「コドモノミクス」は、子どもへの投資、未来への投資を大胆に行う政策です。

そして、40年間、日本が解決できなかった人口減少問題に対する具体的な解決策です。

もちろん、反論や批判もあるでしょう。

しかし、私は、できない理由ばかりを並べたててきた40年間から脱却したいのです。

「コドモノミクス」で、日本を覆う暗く重い雲を、吹き飛ばしたい。

未来への投資、人への投資なくして、日本の明るい未来はつくれません。

資産家や大都会を豊かに繁栄させる「アベノミクス」ではなく、生活者のくらしや、子どもたちの未来を豊かにする「コドモノミクス」で、日本に安心と希望を創り出していきます。