PRESENTED BY 日本釣用品工業会

親子で釣ったサバの唐揚げは、サクサクでした!コロナ禍で人気急上昇の釣りだけど、忘れてはいけないことは?

3密回避ができて、初心者からベテランまで楽しめるレジャー・釣り。親子での体験を通して、その魅力とマナーについて考えます。
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※撮影時のみ、マスクを外しました
Photo:SOTA OHARA

コロナ禍で、3密回避ができるレジャーとして釣りが人気だ。これまで、釣りといえば、どちらかというと年輩の男性のイメージが強かったが、最近は若い人たちや親子連れも増えているという。

しかしその一方で、マナーの問題もしばしば報道されている。ゴミを持ち帰らなかったり、違法駐車をしたり、危険な場所に入ってしまう釣り客が散見されているとのことだ。

では、どんな風にマナーを守ればいいのだろう?

今回、筆者(ハフポストエディター)と小学6年生の息子が、熱海港で釣りに挑戦。釣りを心から楽しむためには、どうしたらいいか考えてみた。

初心者は、手ぶらで釣りに行きたい

ある日曜日の朝7時、筆者と息子は静岡県の熱海港海釣り施設に到着。天気も良く、絶好の釣り日和だ。

2人とも釣り初心者なので、我が家に道具は一切ない。しかし、この施設では釣り竿をはじめ、必要な道具一式が2時間2000円でレンタル可能だ。ライフジャケットも無料の貸し出しがある。

初心者にとって、手ぶらで釣りに行けるのはハードルが低くてありがたいかぎりだ(クーラーボックスのみ持参したが、現地で発泡スチロールの箱も購入可能)。

釣り場に行くと、スタッフが待機していて、丁寧に釣り方をレクチャーしてくれた。

危険な魚についての説明があった後は、釣り竿の持ち方や餌の付け方から。
釣り竿は、それほど重くはない上に複雑な仕組みでもなく、小学生でも十分扱えるものだ。餌は、ウヨウヨ蠢く虫を自分で釣り竿につけなければいけないのかとドキドキしていたが、ここでは虫ではなくコマセという撒き餌を使うとのことだったのでホッとする。

10分ほどでレクチャーが終わり、早速、筆者と息子は海に釣り糸を垂らした。

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スタッフの中には、80歳を超えるベテランもいるとのことだ
Photo:SOTA OHARA

息子、母より早く魚を釣ってドヤ顔?

釣りを始めて約5分、息子の釣り竿にあたりがあった。

急いでリールを巻いて引き上げると、見たことのある魚が針に引っかかっていた。小さいが、サバだ!

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小さいサバをどうだと言わんばかり掲げる息子。施設の人によると、秋にはもう少し大きいサバが釣れるらしい
Photo:SOTA OHARA

小6になり反抗期が訪れたのか、すっかり愛想のなくなった息子だが、マスクの下で笑顔(ドヤ顔?)になっているのがわかる。母親よりも先に釣れたことが嬉しいのだろう。
その後も、息子は立て続けに魚を釣った。

筆者はというと、息子が6匹目を釣った後くらいに、竿に手応えを感じた。竿を引き上げると、息子が最初に釣ったのと同じ小さいサバが。

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小さい魚だが、ピチピチした手応えがたまらない
Photo:SOTA OHARA

嬉しい。素直に嬉しい。息子の「ママ、やっと釣れたの」という視線を感じながらも、大人気なく喜んでしまった。正直1匹も釣れなかったらどうしようと思っていたので、ホッとした気持ちもあった。

忘れてはいけない、釣りのマナー

その後、筆者も息子も次々と釣り、20匹を釣ったあたりで、熱海市から施設の管理を委託されているNPO法人「SEA WEB」理事長・安田和彦さんが登場。

安田さんによると、釣り業界にとっては、釣り客が増えるのはもちろん喜ばしいことではあるが、他の客や漁師に迷惑をかけないようにマナーを守って釣りを楽しんでほしいといのことだ。

マナーについて4つのポイントに絞って教えてくれた。

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SEA WEB理事長・安田さんから釣りのマナーについてのレクチャー
Photo:SOTA OHARA

① ライフジャケットを着用する

「自分の命を守るためにも必ず着用してください。フローティングタイプ、ウエストポーチタイプなど、種類はいろいろあります。熱海海釣り施設では、大人用はもちろん、子ども用のサイズもあり無料で貸し出しています」

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ライフジャケットは、股にきちんと紐を通して固定しよう
Photo:SOTA OHARA

② ゴミは持ち帰る

「海の自然を守るためにも、ペットボトル、お菓子など、自分が出したゴミは持ち帰るようにしてください。釣り施設にゴミ箱があれば、そこに捨ててください」

③ 散乱したエサなどは、バケツでサッと流す

「堤防釣りの場合、コマセ(撒き餌)などが散乱するので、釣りが終わったらバケツに海水を汲んでサッと海に流してください。施設にホウキが設置されている場合、それを使って掃除するのも良いでしょう」

④ 釣り客の間に入る場合の声がけ

「こちらの施設は各人の釣り場所が決まっていますが、そうでない釣り場もあります。釣り客の間に入る場合には、両サイドの釣り客の方たちに『入ってよろしいですか』『失礼します』などと声がけをしてください」

 

息子は、神妙な面持ちで聞いていた(いつもこうだといいのだが…)。
そして、釣りが終わると、教えられた通りに、海水を汲んだバケツで散乱した撒き餌を流していた。

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撒き餌を海に流す息子。意外とうまい
Photo:SOTA OHARA

大漁!釣れたてを食べる

マナーのレクチャーを受けた後も、筆者たち親子は黙々と釣りを続けた。
クーラーボックスを見た施設のスタッフから「おお、すごい。よく釣れてるね」と声をかけられて、息子は満更でもなさそうだ。

約2時間で、筆者と息子、撮影スタッフ、フォトグラファーで合わせて、サバ20匹、ネンブツダイ21匹の計41匹の釣果だった。大満足!

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2種類しか釣れなかったが、釣果は上々
Photo:SOTA OHARA

素晴らしい釣果だが、ここで終わりではない。
なんと、釣った魚を施設が提携しているお店に持ち込めば、調理してくれて食べることができるのだ(あらかじめ施設に予約が必要)。

施設から車で5分ほどで紹介されたお店に到着。持ち込んだ魚はいずれも骨が多めの小魚であるため、唐揚げにしてもらった。

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施設から紹介された「妙」というお店に魚を持ち込んだ。揚げ方が絶妙。1人あたり300円で5、6匹の調理をしてくれる
Photo:SOTA OHARA

ネンブツダイは骨が多くあまりおいしくないとネットに書いてあったが、釣りたて、揚げたてはサクサクして本当においしく、ペロッと食べてしまった。筆者がすごい勢いで食べるので、息子から苦情が出たほどだ。

サバは、ふだん塩焼きかシメサバにして食べることが多く、揚げ物にして食べるのは初めてだ。こちらもサクサク、そして臭みがなく、今後わが家の揚げ物メニューのレパートリーに加えてもいいかもしれない。

息子はというと、筆者以上のハイペースで食べた。家で出す魚料理にはいまいち箸が進まないことも多いのだが、釣れたては違うとばかりに、10匹は食べていた。やはり自分で釣った魚は格別なようだ。
魚があまり好きでない子どもの中には、釣りたて、調理したての魚なら食べる子もいるのではないだろうか。ましてや自分が釣った魚なら。

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持ち込んだ魚の他に、一品頼むのがマナー(私と息子はそれぞれ定食を頼んだ)
Photo:SOTA OHARA

マナーを守って、サステナブルなレジャーを楽しむ

初心者にもかかわらず、たくさん釣れて、さらに釣った魚をおいしく食べることができた。

親子でこんなに楽しい時が過ごせたのも、釣り方やマナーを教えてくれる人たちがいたからだ。魚がたくさん釣れたことはもちろん嬉しいが、この一連の体験がとても貴重なものに思える。

初心者、ベテラン含めみんなで釣りを楽しむためにも、ゴミを持ち帰ることなどはもちろん、釣り場ごとのルールを守り、声をかけあったり挨拶を交わしたりすることが大事だ。
海の自然に感謝しつつマナーを守り、魚釣りを楽しんで、おいしくいただく。

こんな素晴らしい体験が、私たちの子世代、孫世代まで、続いていくよう願わずにはいられない。

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ネンブツダイを2匹いっぺんに釣った息子
Photo:SOTA OHARA

<取材協力>
熱海市:公式HP
熱海港海釣り施設:公式HP
妙:静岡県熱海市渚町15-2 電話0557-81-7802 営業時間11:30~16:00(L.O.15:30) 18:00~22:00 水曜定休


(撮影:小原聡太)