前澤友作さん、新事業でも「困っている人を助けたい」。ZOZO退任会見で語る

「今後新しく事業をしていくうえで、困っている人を助けたいとか、不便なものを解決したいという視点でやっていけたらという思いは変わっておりません」
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ヤフーが子会社化することが決まったファッション通販大手・ZOZOの創業者、前澤友作氏が9月12日、都内で記者会見し、今後立ち上げるとした新規事業について「困っている人を助けられるような事業にしたい」と話した。

前澤氏は、自身が1998年に設立したZOZOの株式を手放すと同時に、代表取締役社長の座も退く。記者会見では今後について▽2023年に予定される月旅行を含め、2度宇宙に行く準備と▽新事業の立ち上げに専念することを宣言した。

この新しいビジネスについて前澤氏は、「ただただ儲かるビジネスではなく社会や人のために役立つビジネスをやりたい」とした。同じ思いを持つパートナーがいれば、共同で事業を興す可能性にも言及した。

ハフポスト日本版は新規事業の具体的な中身について質問。前澤氏は「本当にまだ決まっていないんです」とし細かい部分への言及は避けたが、「やっぱり困っている人を助けたい。不便だなとみなさんが感じていることを解決したりですとか、そういうことやりたいなと思います」と話した。

そしてこれまで手がけてきたZOZOTOWNに触れ、以下のように話した。

「そもそもZOZOTOWNの始まりが、試着するのがちょっと苦手だなとか、遠方に住んでいてなかなか格好いいブランドの最新の商品を買いに行くのはハードル高いなという、困っている人や不便だなと思う人たちの悩みや思いを解決したことから始まった事業です」

「そうした方々の思いに寄り添うことによって、ユーザー意識の中からビジネスを発想していくのが自分の得意な分野でもあります。今後新しく事業をしていくうえで、困っている人を助けたいとか、不便なものを解決したいという視点でやっていけたらという思いは変わっておりません」

今後は、宇宙行きのために行う語学力や身体のトレーニングと並行し、新事業のあり方を模索していくことになりそうだ。