「こういうローソンを望まない人もいる。それでも…」挑戦だらけの“グリーンローソン”がオープン

「グリーンローソン」では、アバターやロボットによる接客を導入。食品ロスゼロ、プラスチック削減を目指す取り組みなど、サステナブルなコンビニを模索しています。
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ローソンは11月28日、環境負荷削減や多様な働き方など20以上のサステナブルな施策を行う近未来型店舗「グリーンローソン」を、東京都豊島区にオープンしました。

開店初日に行ってみると、食品ロスを減らすために冷凍弁当がたくさん並んでいたり、介護や育児などで家から離れづらい人や障がいがある人も働けるよう「アバター」を通した接客が導入されていたり、様々なチャレンジが詰め込まれていました。

いくつかの取り組みを動画とともにご紹介します。

SDGsの17色にローソンのブルーが加わった、18色のカラフルなグリーンローソンの店舗
SDGsの17色にローソンのブルーが加わった、18色のカラフルなグリーンローソンの店舗
ローソン提供

性別のないアバターで、場所や障がいの制約を超えて働ける

入店すると、アバターのあおいさんが「いらっしゃいませ!」とお出迎え。この日のアバターの中の人は、東京、大阪、淡路島など全国各地から遠隔で勤務していました。

アバターはセルフレジの横で使い方のサポートをしたり、売り場でおすすめの商品を教えてくれたりします。

自宅にパソコンがあれば勤務でき、アバターもあおいさんとそらとさんのどちらか好きな方を選べるそう。

アバターの性別を選びたくない人はどうすればいいのか。同社の広報担当者に聞くと、二人のアバターに性別はなく、音声も自分の声かアバターの声かなど調整ができるといいます。

また、揚げ物の棚にはロボットの姿も。「私は揚げ物だよ!選んでくれたら嬉しいな〜」など、まるで揚げ物が自己アピールをしているようでした。「手前にある商品を選んでね」と、食品ロス削減のために販売期限が迫った商品を選ぶ「てまえどり」もしっかりおすすめしていました。

とはいえ、全く無人の店舗というわけではありません。「おもてなしクルー」というスタッフが常駐し、アバターにはできないサービスの案内や業務を行う予定です。「ロボットができることは任せて、人だからこそできるサービスを模索していきたい」と広報担当者は語りました。

目指すはレジ袋とカトラリーの撤廃、食品ロスゼロ

CO2やプラスチック削減のため、グリーンローソンでは有料のものも含めてレジ袋を廃止。代わりに店舗で要らなくなった紙袋を集め、リユースする取り組みを行います。

店内に設置された紙袋リユース回収ボックス
店内に設置された紙袋リユース回収ボックス
ハフポスト日本版

使い捨てのストローやスプーン、フォークなどのカトラリーについては、2023年1月10日から全面的に廃止する予定。それまでの期間は、リクエストがあった場合のみ木や紙などからできたカトラリーを提供するといいます。

また、グリーンローソンでは食品ロスの削減のため、通常はチルド、常温で売られている弁当7種類を「冷凍」して販売しています。チルド弁当・常温弁当の販売許容時間が約30時間なのに対し、冷凍弁当にすることで賞味期限が240日まで伸びるそうです。

既存のチルド弁当・常温弁当7種類を冷凍販売用に仕様変更した
既存のチルド弁当・常温弁当7種類を冷凍販売用に仕様変更した
ローソン提供

さらにモバイルオーダーを導入し、注文を受けてから調理して提供することで食品ロスの削減を目指しています。店内の厨房で作った弁当や、ラーメン、スンドゥブなどのメニューも注文でき、10分程度で提供できる想定だといいます。

こういうローソンを望まない人もいるかもしれないけれど…

グリーンローソンの施策は実験的な部分も多く、例えば今回の取り組みで食品ロスが何%減るか、具体的な見通しはこれからです。冷凍弁当やモバイルオーダーなど、新しい仕組みをどれくらい利用してもらえるか見ながら、試行錯誤していく予定です。

同社執行役員の酒井勝昭氏は、「正直、こういうローソンを望まない人もいると思う」としながらも、「お叱りを受けながらでも、ご納得いただけるように努力していきたい」と意気込みを語りました。

「ぜひお客様とマチ(地球)と“一緒”に、サステナブルな店舗を作っていきたいと思っています」(酒井氏)

サステナブルなコンビニは、今までと違うことも多く、戸惑う人もいるかもしれません。それでも挑戦を続け、お客さんとともに未来のコンビニの姿を探っていくローソンの今後の取り組みに注目したいと思います。

皆さんはどんなコンビニになってほしいですか?

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