仕様変更で引用リツイートを推奨するようになったことで、リツイート数が20%減少したと、Twitterが発表した。
これまでもリツイート数の減少についてはレポートで触れていたが、アメリカ大統領選の投票日(11月3日)から2週間が経った11月18日、選挙に関する取り組みについてまとめたレポートを改めて公開した。
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大統領選を控えた10月、投稿をリツイートする際、自身のコメントを添えてリツイートする「引用リツイート」の画面が一度表示されるように仕様を変更。大統領選では真偽不明の情報やフェイクニュースの拡散が問題となっており、デマ情報の拡散を防ぐための措置だった。
発表によると、仕様変更によってリツイートは23%減少し、引用リツイートは26%増加。リツイートと引用リツイートを合わせた数が20%減少したという。「情報の共有量全体を減らしたことで、誤情報の拡散を抑制した」と分析し、当面はこの仕様を継続するという。
「いいね」やリツイート制限も
また、10月27日~11月11日には、誤解を招く情報を含んでいたり、議論の余地があったりするとして、約30万件のツイートに警告ラベルが付けられた。これは期間中に発信された大統領選関連のツイートのうち0.2%に当たる。さらに、そのうち456のツイートは警告メッセージも表示され、引用リツイート以外できないようエンゲージメント機能に制限がかけられた。この取り組みも、情報の拡散を抑える効果があったと分析している。
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大統領選をめぐっては、トランプ大統領の複数のツイートにもこの警告メッセージが表示され、リツイートや「いいね」ができない状況になっていた。