国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員で元テレビ朝日アナウンサーの青山愛さんが3月3日、国連UNHCR協会の公式Twitterで人道支援への協力を呼びかけるメッセージを動画で寄せた。
青山さんは現在、ウクライナ緊急対応チームのメンバーの1人として活動している。
「限られた水と食料で命を繋いでいます」
青山さんは動画で「いまウクライナ国内、国外へ避難を続ける多くの人がみなさんのサポートを必要としています。ウクライナ国内で安全を求め、避難を強いられている多くの方は寒さも厳しい状況の中、限られた水と食料で命を繋いでいます。そして、その(避難民の)多くは女性と子どもです」と伝えた。
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続けて、「状況が悪化し続けると、400万人もが難民になると推定されています」と示した上で、「UNHCRは避難を余儀なくされている人々のためできる限りの支援を続けています。ウクライナや周辺諸国の政府、パートナー団体と連携し、避難してきた人々の保護にあたるほか、家族で過ごすためのテント、体を休めるためのテントや毛布など援助物資を届けています」と報告。
最後は「この必要な人道支援を続けていくために、UNHCRは緊急支援募金を募っています。できるだけ多くの人の命と安全を守るため、どうか皆さんの力を貸してください」と支援を呼びかけた。
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UNHCRは日本時間の3月3日、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、直近の1週間でウクライナから100万人の難民が近隣諸国に流出したと発表。フィリッポ・グランディ氏が自身のTwitterで明らかにしていた。
青山愛さんはテレビ朝日のアナウンサーから国連機関の職員に転身。2021年に開催された東京パラリンピックでは難民選手団に同行していた。