チームの危機を救ったのは、“Shohei Ohtani”だった。
メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間の6月10日、本拠地・アナハイムで行われたレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で先発出場し、5回の第3打席で今シーズン第12号の逆転2ランホームランを放った。投げては、7回1失点の好投を見せ4勝目。投打で勝利に貢献した。
「MVP is back」。マドン前監督の予言的中
チームは泥沼の14連敗を喫し、その間に前監督のジョー・マドンさんが解任されたエンゼルス。そんな窮地を救ったのは大谷の活躍だった。
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「投手・大谷」は5回表に1点を失うものの、その裏の第3打席で「打者・大谷」が今シーズン第12号の逆転2ランホームランを放って試合をすぐさまひっくり返した。
自身10試合ぶりとなるホームランは、本拠地球場の重たい空気を一変させる一発となった。
自分のピッチングで失った点を自分のバッティングで取り戻すという、“二刀流”ならではの躍動を見せた。
MLB公式がTwitterに投稿した動画には「これぞ二刀流の醍醐味」「MVP is back(MVPが帰ってきた)」「sugoi(すごい)」など喜びの声が寄せられた。
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実況アナウンサーも、興奮気味に大谷の一発を描写していた。
試合はその後、エンゼルスが6回裏にベラスケス選手が澤村拓一投手から3ランホームランを放って突き放すと、最終的に5-2でレッドソックスに勝利した。
日刊スポーツの報道によると、マドン前監督は解任後の会見で、「ショウヘイは打つよ。彼はもちろん打つよ」と語っていたが、その“予言”が当たった形だ。
エンゼルスの連敗は14でストップ。“SHOTIME”でチームの負の連鎖を止めた。