『SPY×FAMILY』髪飾りがピンクと水色のアーニャが『坂道シリーズ』のファンに話題。一体なぜ?

『スパイファミリー』の原作者・遠藤達哉さんは『乃木坂46』や『日向坂46』が元ネタと思われるイラストを数多く投稿。その多くは説明が書かれておらず、イラストに散りばめられたヒントから、予想を楽しむファンが多く見られる。
遠藤達哉、集英社/時事通信社
遠藤達哉、集英社/時事通信社
『SPY×FAMILY』2巻/高山一実さん

10月からテレビアニメ第二期が放送予定の人気漫画『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の原作者・遠藤達哉さんが6月25日に自身のTwitterで投稿した絵が、アイドルグループ『坂道シリーズ』や『乃木坂46』の元メンバー・高山一実さんのファンを中心に、反響を呼んでいる。

イラストは、同作のキャラクターであるアーニャ・フォージャーの髪飾りが、ピンクと水色になっているもの。

投稿には、『乃木坂46』のファンらと思われるアカウントから「これだけでかずみん(高山さんの愛称)ってわかる鍛えられたヲタク」「かわいい」といったコメントが寄せられている。

いったいどういうことなのか。

『乃木坂46』のライブでは、ペンライト2本の色の組み合わせで、『推し』のメンバーを表現する文化がある。その中で、水色とピンクの組み合わせは、高山一実さんカラーであることで、ファンから「高山さんの暗喩なのでは…」という予想があがっている。

またこのイラストが投稿されたのは、6月25日午後0時16分。高山さんのオフィシャルファンクラブ『髙山でごめん。』の会員が見られる『第一回高山一実オンラインファンミーティング』の配信中だったことも、予想を盛り上げるのを後押ししたようだ。

そのほかにも、5月2日に発売された同作のファンブック『SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY』では、遠藤さんと高山さんの対談が掲載されている。

5月7日には「ファンブックの高山一実さんとの対談、記事ではカットされてしまいましたが『アーニャに似合いそうな乃木坂さんの楽曲』というテーマで『ガールズルール』を挙げて頂いたので、せっかくだからと思い許可頂いてイラストにしてみました」とコメントを添え、『乃木坂46』の6枚目のシングル『ガールズルール』(2013年)の衣装を着たアーニャのイラストを投稿。

『ガールズルール』の歌詞「パパやママに言えない秘密の話」をアーニャ風に言い換えた「ちちやははに いえない ひみつのはなし」という言葉が添えられている。

遠藤さんは坂道シリーズのファンとしても知られ、 これまでも『乃木坂46』や『日向坂46』が元ネタと思われるイラストを数多く投稿。

その多くには詳しい説明が書かれておらず、イラストに散りばめられたヒントから、予想を楽しむファンが多く見られる。

6月12日には、アーニャが、「母」であるヨル・フォージャーを威嚇しているイラストを公開。

元ネタは、11日にYouTubeチャンネル『乃木坂配信中』で投稿された「【SPY×FAMILY】アーニャ&ヨルのコスプレで奇跡の1枚を撮影せよ!」 という動画だとみられる。

また6月6日には、アーニャがキリンやトリケラトプス、天使と思われる格好をしているイラストを投稿し、『日向坂46』の佐々木久美さん、小坂菜緒さん、加藤史帆さんをモチーフにしているのでは、と話題になった。

◆『SPY×FAMILY』とは?

『SPY×FAMILY』は、世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代が舞台で、凄腕スパイのロイド・フォージャー(黄昏)が主人公として活躍する人気漫画。ある日ロイドに「家族を作り、とある名門小学校に潜入する」というミッションが課せられる。任務のため引き取った子ども・アーニャは超能力の持ち主、契約結婚をすることになった妻・ヨルは殺し屋で、互いの正体を隠しながら、ミッションに挑んでいくーーというストーリーだ。

2022年4月からテレビ東京系列で、2022年4月〜6月にテレビアニメの第一期が放送された。10月からは第二期が放映予定。原作コミックスの累計発行部数は、5月末で2100万部を突破している。

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