「COCOAの何が悪かったのか総括する」河野太郎デジタル大臣が明言。接触確認アプリ、機能停止へ【該当発言全文】

新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」。たびたび不具合が報告されていたが、感染者の氏名などを確認する「全数把握」を政府が見直す方針を示したことを受け、機能を停止することになった。
河野太郎デジタル担当大臣(2022年8月29日撮影)
河野太郎デジタル担当大臣(2022年8月29日撮影)
時事通信社

新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」(ココア)が今後、機能を停止されることとなった。

河野太郎デジタル担当大臣が9月13日の閣議後会見で明らかにした。

河野大臣は会見で、政府が新型コロナウイルスに感染した人の氏名などを確認する「全数把握」を見直す方針を決めたことを受け、「ルールが変わりますので、COCOAを活用する前提が変わりますので、COCOAの機能停止ということになると思います」と述べた。

一方で、今後新たな感染拡大が起きた場合を見据え、「次のまたパンデミックの際には同じようなことが必要になってくると思いますので、COCOAの何が悪かったのか、COCOAはどこが失敗したのか、また、COCOAでいいこともあったのかどうかという総括をきちんとやって、次につなげていかないと駄目なんだと思います」と述べ、COCOAをめぐりデジタル庁で総括をする意向も明らかにした。

COCOAとは?

COCOAは2020年6月にサービスが開始され、新型コロナに感染した人との接触を通知するスマートフォンのアプリだ。

リリース後、「陽性者と接触した可能性がある」と通知が届いた後にアプリを開いたら「接触は確認されませんでした」と表示されるなどの不具合や、Android版が2020年9月末から機能していなかったことが2021年2月に判明するなどのトラブルが相次いでいた。

【COCOA関連の河野大臣発言全文】

Q:新型コロナの接触確認アプリ「COCOA」についてお伺いします。全数把握のルールが変わることになりましたが、COCOAの運用はどうなるのか教えてください。

河野大臣:全数把握、全数届け出っていうんですかね。ルールが変わりますのでCOCOAを活用する前提が変わりますので、COCOAの機能停止ということになると思います。

ただ、次のまたパンデミックの際にはですね、同じようなことが必要になってくると思いますので、COCOAの何が悪かったのか、COCOAはどこが失敗したのか、またCOCOAでいいこともあったのかどうかという総括を、これきちんとやって、次につなげていかないと駄目なんだと思います。

COCOAはスタートからいろいろボタンの掛け違いがあったと認識をしておりますので、スタートからどうだったのかっていうところをきちんとを見た上で、お手盛りでない総括をしっかりとして、次のパンデミックにつないでいくということをやらなければいけないというふうに思っております。

今COCOAを利用している方に、何かの形でアンケートもさせていただくことになるのではないかと思っておりますので、もうしばらくアプリはそのままにしておいていただいて、具体的なスケジュール決まった段階で、アンインストールなり、なんなりのお知らせをしたいと思いますので、またあのアンケートをする場合には、ぜひCOCOAについてアンケートにご協力もいただけたらと思っております。

Q:COCOAの機能停止はいつ頃になりそうでしょうか。

河野大臣:それについては具体的なスケジュール、決まり次第お知らせをしたいと思いますが、いろんな対応をしてからということになると思いますんでもう少々お待ちをいただけたらと思います。

Q:先ほどのCOCOAについて、1点教えてください。総括をされるということなんですけれどこれまでの障害時に厚労省の方で報告報告書は去年出ているのと、スタート時にプライバシーの取り扱いの方は内閣官房の方で検討がなされたかと思うんですけれど、論点だったりとか、今後の扱いだったりとかどこで何を論点に検討されていくのか、そのあたり、もしお考えがあったら伺いできますか。

河野大臣:デジタル庁でこのCOCOAはどうだったのっていうのをスタートから振り返って、何が問題だったのか、どうすりゃよかったのか、今後どうしましょうっていうのを、きちんとレビューしてもらおうと思ってます。

Q:先ほど大臣おっしゃったように次にパンデミックが起きたときに有効に使えるためにはどうしたらいいのかっていうところが論点になりますか。

河野大臣:そうですね。おそらくまた来るんだろうと思います。それがどれだけ危ないウイルス、細菌なのかわかりませんが、接触の確認をきちんとやるためにどうするのか、あるいはそれを様々な国民の皆様の行動につなげるようなものにするのか、いろんな考えられることはあると思いますんで、次のパンデミックのときに有効に使うためにはどうしたらいいのっていうのをですね、考えていかないといけないかなと思います。

Q:いつぐらいまでに総括をまとめられるのか。ざっくりと年度内とか。

河野大臣:なるべく早くと申しておりますが、ちょっとそこは、ちょっと検討してくれてると思いますんで、まずそれを聞いた上で、申し上げたいと思う。

Q:先ほど大臣は「機能停止」という言葉を使われました。こちらスケジュールはちょっとまだ決まったことはないかもしれませんけれども、COCOAのアプリ自体はサポートを終了するというお考えなのか。今年度そして新年度の概算要求とかでもあのCOCOAのシステムの継続というところで、予算措置がついているかと思うんですけれども、そういったシステム維持というところをやめてサポート終了するというお考えなのか、そしていつまでにというお考えもあるのかという点をお願いします。

河野大臣:まあ、濃厚接触全部追う必要がなくなってくるということになると、置いておく必要はなくなると思いますので、サーバーの維持停止なんかも含めて、全体を止めるということになるんだろうと思いますけども、また何かのときに、次のパンデミックのときに速やかに立ち上げて、使う、それはこのままいくのかアップデートするのか、まあそんなことも含め、いろんなことがあると思いますんで、今のCOCOAというのはどっかの段階で機能を止めますと。

それからしばらくの間、COCOAを入れてる方にアンケートをお願いをするというようなこともありますんで、もうちょっとアプリは残しておいていただいて、それも終わって、取りまとめが終わった段階で、アンインストールしてくださいっていうようなお願いをすることになると思っております。

取りまとめの期間、その他もありますんで、時期的にはもう少しはっきりしたところでお知らせをしたいと思います。

Q:COCOAの取り扱いについてなんですが、COCOAは元々全員が入れてなくても、ある程度の人が入れていれば機能すると。同じように全数把握も止めても、ある程度の機能はするという元々は計算が成り立つと思うんですが、それでも止められる理由は何かその全数把握以外にもあったのか改めてその判断の根拠を教えていただけますか。

河野大臣:全員誰がということを把握しない、ということですから、特に使わなくてもいいという判断だったんだろうと思います。詳細が必要なら事務的にお答えさせます。

Q:そうするとデジタル庁内部でも検討は終わっていて、とりあえず停止の方向は省内でも決めていらっしゃるという理解でよろしいでしょうか

河野大臣:これはデジ庁と、厚労省。むしろ厚労省の方が必要性は高いんだろうと思いますんで、デジ庁と厚労省、その他、政府内部で議論した結果というふうに思っております。

Q:確認ですが、新型コロナでは今後も状況が変わっても基本的には使わないという理解でよろしいでしょうか。

河野大臣:またウイルスが変異をして全数届け出が必要だというようなことになれば、またCOCOAを再開っていうことも、それはあるんだろうと思います。今の時点でこのままいけばいらないねっていうことだろうと私は思っております。

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