捕虜になる前と後の兵士の写真、ウクライナ国防省が公開。やせ細った胴体、腕は変形

ウクライナ国防省は写真を添えたツイートで、「これが、ジュネーブ条約を“順守する”ロシアの実態です」などとロシア側を批判した。
ウクライナ軍の兵士ミハイロ・ディアノフさん
ウクライナ軍の兵士ミハイロ・ディアノフさん
ウクライナ国防省のTwitter

ウクライナ国防省は9月24日、ロシアの捕虜になったウクライナ軍の男性兵士の写真2枚をTwitterに投稿した。2枚の画像はそれぞれ、男性が捕虜になる前と解放された後に撮影されたものだとしている。

解放後に撮影されたとみられる写真からは、肋骨が浮き出るほど男性の上体が痩せ細り、衰弱しているのが分かる。右腕の肘付近が変形している様子も写っている。

同省は写真を添えた投稿で、「ウクライナ軍の兵士ミハイロ・ディアノフ氏は、他の仲間の捕虜たちとは対照的に、幸運なほうです。彼はロシアの捕虜になりながらも、生き延びることができました」と主張。「これが、(捕虜への人道的待遇を定めた)ジュネーブ条約を“順守する”ロシアの実態です。これこそが、恥ずべきナチズムの遺産をロシアが引き継ぐ方法なのです」と、ロシア側を批判した。

Ukrainian soldier Mykhailo Dianov is among the fortunate ones: in contrast with some of his fellow POWs, he survived russian captivity. This is how russia “adheres” to the Geneva Conventions. This is how russia continues the shameful legacy of Nazism. pic.twitter.com/cJpx7ZWQYo

— Defense of Ukraine (@DefenceU) September 23, 2022

ウクライナの英字メディア「キーウ(キエフ)・インディペンデント」も、同省が公開した写真と同じものを含む2枚の写真をTwitterに投稿した。ツイートによると、1枚目が撮影されたのは5月。ウクライナ南東部の要衝マリウポリでロシア軍から包囲攻撃を受けた際、ウクライナ部隊が抵抗拠点としていたアゾフスタル製鉄所内で撮られたものという。

2枚目は9月、ロシア軍の捕虜となっていたディアノフ氏が解放された後、キーウの病院で撮影されたとしている。

キーウ・インディペンデントは続く投稿で、ディアノフ氏は現地時間の9月21日に行われた捕虜交換の対象となった215人の捕虜の一人だと説明した。ディアノフ氏の妹によると、ディアノフ氏はマリウポリ包囲の時に負傷したが、ロシア軍の捕虜になっている間は治療を受けていなかったという。

9月22日に撮影された直近の写真では、ディアノフさんが友人らに囲まれ、ピースサインをして笑顔を見せている。

Left: Ukrainian marine Mykhailo Dianov inside the Azovstal steel plant during the siege of Mariupol in May.

Right: Dianov in a Kyiv hospital after his release from Russian captivity in late September.

📷 Olena Lavrushko/Dmytro 'Orest' Kozatskyi pic.twitter.com/C681jJPOxj

— The Kyiv Independent (@KyivIndependent) September 23, 2022
ロシアとウクライナの間の捕虜交換によって解放されたミハイロ・ディアノフさん(中央)。友人や親戚に囲まれ、笑顔を見せる=9月22日
ロシアとウクライナの間の捕虜交換によって解放されたミハイロ・ディアノフさん(中央)。友人や親戚に囲まれ、笑顔を見せる=9月22日
via Associated Press

ーーー

ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。

ハフポスト日本版は「SDGs」「多様性」「働き方」の三つのテーマを大きな柱としています。時事ニュース、企画特集や個人の声を拾い上げるオピニオンなど多様な記事を発信し、ハフポストの記事から会話を始めること、多くの関係者と協力しながら社会問題を解決することを目指していきます。

注目記事