『鬼滅の刃』ワールドツアー大盛況。全米4位、韓国1位の大ヒットスタートを記録

日本でも上映中の『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」』。現地時間の3月3日、全米1780スクリーンで公開され、週末のボックスオフィス初登場4位を記録、韓国では初日3日間の興収1位を獲得と大ヒットスタートを切っている。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」』ロサンゼルスのプレミアに出席した高橋祐馬プロデューサー(写真左)と花江夏樹(中央)、英語吹き替え版で竈門炭治郎の声を演じるザック・アギラール(右)
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」』ロサンゼルスのプレミアに出席した高橋祐馬プロデューサー(写真左)と花江夏樹(中央)、英語吹き替え版で竈門炭治郎の声を演じるザック・アギラール(右)
時事通信社

現地時間の3月3日から公開された同作は、初日の3日間で約1010万ドル(日本円で約13億円)を稼ぎ出した。初日3日間で約2120万ドルを稼ぎ出した前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の半分程度の成績だが、本作が完全新作ではなく、TV・配信で展開済みの2話と4月から放送・配信予定の1話をあわせた特殊な形態であるため、上々の成績を収めたといえるだろう。

本作は、日本では2月3日から上映され、3月5日までに35億円の興行収入を記録。韓国でも3月3日から上映が始まり、初日3日間の興行収入ランキング1位を獲得している(韓国では観客動員数では2位となる)。

「ワールドツアー」というだけあって、本作の上映は世界95の国と地域で予定されている。さらには、世界の主要都市で出演者らが登壇する舞台挨拶も実施。すでにロサンゼルス、パリ、ベルリン、メキシコシティで実施され、今後、ソウルと台北でも舞台挨拶が予定されている。

アニメ『鬼滅の刃』は、週刊少年ジャンプで連載された吾峠呼世晴による漫画作品が原作。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊することから始まる本作は、2019年よりテレビ放送が開始されると、またたく間に社会現象となった。

2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開され、日本映画の記録を塗り替える大ヒットを記録。2021年から2022年にかけて『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』が放送。2023年4月9日(日)から、『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の放送が開始予定だ。

(文:杉本穂高 編集:毛谷村真木/ハフポスト)

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