“瞬間地震”は「存在しない言葉」と気象庁。東京などで起きた地震直後にトレンド入りしていた

トレンドを遡ってみると、地震発生の直後に「〇〇した瞬間地震がきた」といったような報告をするツイートが相次いだ様子で、「瞬間地震」の部分だけ切り出され、トレンドを形成した可能性がある。

千葉県北西部を震源とする地震の直後に「瞬間地震」というワードがTwitterでトレンド入りしているが、これは存在しない言葉だ。ハフポスト日本版が気象庁に確認した。

千葉県を震源とする地震
千葉県を震源とする地震
気象庁

この地震は6月4日午前11時前に起き、東京・神奈川・千葉・茨城で最大震度3を観測した。

トレンドを遡ってみると、地震発生の直後に「〇〇した瞬間地震がきた」といったような報告をするツイートが相次いだ様子で、「瞬間地震」の部分だけ切り出され、トレンドを形成した可能性がある。

トレンド入りしたことを受けて、「瞬間地震」が新しい用語と勘違いする人たちが現れ出した模様だ。

実在しない言葉だと正す投稿も多かった一方、あたかも存在する言葉として紹介する人もいた。「瞬間地震」など大量のキーワードを並べるだけのスパムのような投稿も多数あった。

こうした状況を受けて、ハフポスト日本版が6月4日、気象庁の天気相談所に確認したところ「存在しない言葉です」という回答を得た。

地震に関するツイートする際、誤った情報を広めないように注意が必要だ。

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