BLOG
2014年11月16日 17時15分 JST | 更新 2015年01月13日 19時12分 JST

青色LEDで水耕栽培 障害者の就労支援カフェが話題

2014-11-14-1bda0061154f0d4296dad7b2fad64eb6542x3501.jpg

精神障害のある人など8人が働く

今年のノーベル物理学賞で注目を浴びた青色発光ダイオード(LED)を使用する就労継続支援B型事業所が都内にある。一般社団法人ライフステップ(田村宏代表)が葛飾区新小岩で運営する「グリーンカフェ」では、LED照明を使用した水耕栽培を手がけており、障害がある人が働いている。

 JR新小岩駅から徒歩2分。店内に入ると、紫色のLED照明に照らされた栽培ケースが目に飛び込んでくる。のぞき込むと、赤色と青色のLED照明が見えた。植物に必要な光を効率よく照射しているという。

 20席ほどあるカフェには400株を育てる設備があり、サニーレタスと小松菜を完全無農薬で栽培。ヘルシーハンバーグや野菜カレー、ミックスフライなどの定食(ドリンク付きで600円)のサラダに使われている。

 「商店街の真ん中で、最先端の技術を使った水耕栽培をしていることが話題となり、集客につなげたかった」と田村代表は話す。狙いは的中し、8月のオープン以来、徐々に客足が伸び始め、今は多い日で30人ほどが訪れているという。

 現在、精神障害のある人など8人が働く。働き始めたばかりの20代男性は「以前ファミレスなどで働いた経験もありますが、少し緊張する」と話した。利用者はパソコンを使った水耕栽培のデータ管理や、新メニューの開発も担当する。

 水耕栽培によるサニーレタスは食感もやわらかく、甘みが強いのが特長だ。畑での栽培と異なり、生育が40日と早いことや、色合いも良いことなどがメリットだという。田村代表は「青色LEDの発明は、障害者福祉の現場にも好影響を与えている。ノーベル賞の受賞は本当に喜ばしい」と話した。

【関連記事】

全ろう認定に脳波検査 厚労省、不正防止へ対応策

字幕CMの普及を 総務省検討会が提言

知的障害者の家族会が解散届け 任意団体で再起へ

自閉症の遺伝子診断は幻想 フランス分子生物学者が講演