2015年の統一地方選挙まで、約4ヶ月ほどになりました。 衆議院議員選挙、参議院議員選挙、統一地方選挙、 すべての選挙の投票率が低下傾向にあります。
グラフで表示すると下記のようになります。
■衆議院選挙
■参議院選挙
■統一地方選挙(都道府県知事選挙)
上記グラフのデータは公益財団法人 明るい選挙推進協会 第46回衆議院議員選挙の実態(平成25年7月)、第23回参議院議員通常選挙の実態(平成26年4月)、第17回統一地方選挙全国意識調査(発行 平成24年1月)からのものです。
それでは有権者はなぜ投票に行かないのでしょうか?
今回は有権者が投票に行かない理由をグラフ化をしました。
選挙を棄権した理由として、「仕事があったから」、「適当な候補者がいなかったから」というものが上位を占めます。
その次に「政策や候補者の人物などについて、事情がよくわからなかったから」という理由が続いています。
政策、候補者の人物像などについての情報が有権者のもとに届けば、
選挙で投票する可能性が高まるとも言えそうです。
インターネットを活用した選挙運動において、
候補者が各種情報を発信する際に、
政策、候補者自身について、
有権者にわかりやすく伝えることが大切になると考えられます。
そして、インターネットを活用した選挙運動が2013年(平成25年)7月執行の参議院議員選挙から可能となりました。
有権者がインターネットを活用した選挙運動について期待している項目についての調査結果が、
総務省のインターネット選挙運動解禁に関する調査報告書に記載されています。
その調査結果をグラフ化したものが下記になります。
このグラフを見ますと、候補者や政党が政策違いをわかりやすく伝えるという項目が最上位に来ています。
有権者が選挙を棄権した理由と、
インターネットを活用した選挙運動に今後期待することの内容が重なり合っていることがわかります。
2015年統一地方選挙に向けて各種活動をする際に、
有権者にどのような情報を伝えることに重点を置けばよいのか?を考える際に、これらの情報を利用してみてはいかがでしょうか。
なお、有権者が候補者から発信してもらいたい情報はどのようなものかについては、
2014年8月28日ブログ
有権者が【候補者から発信してもらいたい】情報をグラフ化すると?
に掲載してあります。
あわせて参考にしていただければと思います。