どうも、こんにちは。KitchHikeの浅利泰河です。今回は、東京・西荻窪に住むエストニア人の食卓から!
エストニアの首都・タリン出身のステンさんが今回作ってくれた料理は、「しょうがと杏のパンプキンスープ」、「スモーク肉と野菜のシチュー」、「エストニア風ポテトサラダ」、そして「オートミールクッキー」の4種類。聞いただけ、文字にしただけでも美味しそうです。
「エストニア人はカボチャが大好きなんだ」と言いながら大量のかぼちゃを次々にカットしては鍋に放り込んでいくステンさん。シンクはあっと言う間にカボチャの皮や種で埋め尽くされました。
グツグツとカボチャを煮込み始めると、今度は肉と野菜のシチューを作ります。ステンさん曰く、「エストニアでは『スモークカルビ』を使うけど、日本ではあまり見たことが無いんだ」と、少し残念そうな表情。肉とネギを一緒に炒めたら、カボチャ鍋の横で、カットした野菜やジャガイモと一緒にこれまたグツグツ煮込んで行きます。シチューと言っても汁気は多くなさそうです。
エストニア風ポテトサラダはヨーグルトで食べるようで、マヨネーズと混ぜ合わせてソースを作ります。クッキーは、オートミールにたっぷりのオリーブオイルをかけて混ぜ合わせ、レーズンもいれて形にしていきます。
エストニアの食文化は?という質問に、「飲みニケーション文化!」と答えるステンさん。料理が後半にさしかかると、冷凍庫から「MOE」と書かれたウォッカを取り出してニヤリ。冷凍庫でキンキンに冷やしたウォッカは普通の水よりもトロトロとして(まるで水銀のようです)とても美味しいんだとか。
※アルコール純度が高いため、凍りません。
クッキーをオーブンにセットしたら、「食べながら待ちましょう!」という提案が。早速、ウォッカと共に名産品だという「黒ライ麦パン」を準備して、乾杯&いただきます!
しょうがと杏の香りが効いたパンプキンスープはとても濃厚で、体の中から温まる感覚が。シチューは肉汁が全体に溶け出しとてもジューシー。ヨーグルトソースのかかったポテトサラダは初体験でしたが、なぜ今まで試さなかったのかと自分のポテトサラダ歴を猛省するくらい美味しい一品!
映画プロデューサーとして活躍するステンさん。タリンで制作に関わった映画や、各国の映画祭に出席した時の話を聞かせてもらいました。話が弾むうちにクッキーが焼けました。オーブンをあけると香ばしい香りが部屋中に。自慢のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーと一緒に頂き、今回のKitchHikeは終了。
初めてのエストニア料理でしたが、心身ともに大満足な内容でした。
KitchHikeについて
KitchHikeは、世界中の食卓で料理を作る人と食べる人をつなぐマッチングサイトです。
【関連記事】
- 辻堂の食卓で食べるタイの本格家庭料理!【世界の食卓を旅する動画 vol.6 タイ@辻堂編】
- サンフランシスコの3階建てボートハウスで食べるアメリカの家庭料理!ヒップすぎない暮らしと子育て。[世界の食卓を実際に訪ねてみた vol.10 USA編]
- 【世界の食卓を旅する動画 第10弾!台湾料理@阿佐ヶ谷編】台南出身のポーハンさんが作る台湾家庭料理を食べに行ってきました!
- 【世界家庭料理の旅】 Vol.2 イスタンブールでトルコ料理「イマーム・バユルドゥ」を食べる!「気絶する」ほど(?!)おいしい家庭料理をいただきます!
- 首都リガの中心!世界遺産の市場で買うバルト海の新鮮な食材。見た目にもおいしいラトビアの家庭料理をいただきます。【世界の食卓を旅する動画 vol.17 ラトビア編】
(2014年11月13日「KitchHike マガジン」より転載)