ワーママの朝は忙しい。つい「早く早く!」を連発してしまいがちになりますが、急かしたからところで思い通りに急いでくれないのが子ども。
さて、ではどうしたらいいのでしょう?体験談を交えながら、対策を5つご紹介します。
1.「早いね~」と予言をする
まずは言葉を変えてみましょう。うちの子どもが小さい頃、一番不思議だったのが「子どもは予言を叶える存在だ」ということ。
早くして欲しいときは「早いね」「猛スピードだね」と声を掛けると......
あら不思議、本当にスピードアップするのです。言葉をちょっと変えるだけなら、時間もお金もかかりません。ぜひ一度試してみてください。
2.競技にする
子供は競争やゲームが好き。さらに、やるからには必ず勝ちたい生き物です。その本能とでもいうべき習性を利用しましょう。
「ママの方が早く着替えちゃうモンね~」などと声を掛けて、競争に持ち込む(でも子供が気分よく勝てるように調整しつつ)。
また、タイムトライアルにするのもおすすめです。「10秒で着替えられるかな?ママはできるけどね。い~ち、に~い......」と挑発してみましょう。
3.やることリストを作って子どもにチェックさせる
顔を洗ってご飯を食べて歯磨きをして着替えて......
朝は子どももやらなければならないことがたくさんあります。次々に指令を与えてクリアさせるのはなかなかの難事業ですし、ストレスも溜まります。子どもの自己肯定感も育ちませんよね。
「やることリスト」を作って自分でチェックさせるといいですよ。単純な表でもいいですし、「はみがき」「あさごはん」「きがえ」などイラストを添えるのもいいでしょう。
言葉で言われると入ってこないタイプでも、目で見るとわかる、ということもあります。
自己管理しなければ、と自覚を呼び起こすことにもつながります(やることリストは「お支度表」で画像検索するとたくさんのママの工夫が見られます)。
4.スケジュールを見直す
毎朝忙しすぎるなら、朝に「やらなきゃいけないこと」が多すぎるのかも知れません。
「これは朝でなくちゃ」と思い込んでいる行動を見直してみませんか。洗濯機を回すのは夜のうちでいいかもしれないし、朝食の準備も前の夜にスープや味噌汁を仕込んでおいた方が効率的なのかも。
そんな風に工夫できることがありそうです。
朝のスケジュールだけでなく、夜の行動も考えてみましょう。子供の着替えや、明日持って行くハンカチなど、夜のうちに翌日の準備をしておけば、朝のバタバタが減らせるかも知れませんよ。
5.朝にちょっとした楽しみを作る
子どもの頃、遠足や誕生日など、楽しいことがある日は早く目が覚めたよ、という方は多いでしょう。朝のちょっとした楽しみがあれば、布団から出て身支度するのも、素早く動けます。
暖かくておいしいミルクティー、早朝の公園でのひと遊び、お庭で朝食、近所のベーカリーに焼きたてパンを買いに行く、たまにはカフェでモーニングなど、時々はイベントを実施してみましょう。そのための早起きや準備だったら「早く早く」という言葉は減らせるんじゃないかと思います。
【ライター 曽田 照子】
書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。
著書
「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版
「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫
「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシング等。
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