amamiyatokororin

安楽死。この言葉からあなたが思い浮かべるのはどんなものだろう。
この一年以上、支援現場を苦しめているのは「悪質貧困ビジネス」の進化だ。「即日入居」「初期費用ゼロ」などを謳い、郊外のアパートに困窮者を住まわせて生活保護を利用させるのだ。が、もちろんそれだけでは終わらない。
来年こそは、弱者を切り捨てるような自民党政治が一掃され、もう少し優しい社会になりますように。
そごう・西武の労働組合によるストライキ。デモに参加した高島屋の組合員は「ライバル店なのに、なぜ?」という取材陣の問いに、「仲間が困ってたら助けるのは当たり前だから」と答えた。
「生活保護引き下げなんて自分に関係ない」。そう思う人もいるだろうが、生活保護の基準はあらゆる社会保障制度と連動している。自分が影響を受ける可能性は大いにあるのだ。
悪質ホストクラブ問題、なぜここまで放置されてきたのか。その最も大きな理由は「どうせホス狂い」という無意識の差別心ではないだろうか。自戒も込めて、そう思う。
「渋谷には雨が降ってるけど、ガザには爆弾が降っている」…どこの誰かもわからない、偶然目にしたその言葉に、強く強く、心を動かされた。
10分に1人、子どもの命が奪われている━━。そう聞いた時、目の前が暗くなった。過去の話ではない。今この瞬間の、パレスチナ自治区ガザ地区での話だ。
声を上げると、確実に誰かが生贄になる。場合によっては名前や個人情報まで晒される。「当事者の勇気」に依存した運動は見直すべき時期に来ているのかもしれない。