レイシャルプロファイリング【記事一覧】

原告女性は最終意見陳述で、「私と子どもは公正を待ち望んでいます」と訴えた。一方、被告の東京都は、警察官らの一連の対応に違法行為は認められないと反論している。
弁護団は、肌の色や「外国人ふう」の見た目を理由とした職務質問(レイシャル・プロファイリング)は、憲法や人種差別撤廃条約に違反するとして国などに賠償を求めている。
選考では、「日本に暮らす外国人、とりわけ有色人種が直面している警察官による人種差別的な職務質問の実態を鋭い問題意識を基に報じた」などと評された。
被告の東京都は、警察官らの一連の対応に違法行為は認められないとして、請求棄却を求めている。
人種差別的な職務質問(いわゆるレイシャル・プロファイリング)に当たり得る話を、「笑い」として捉えて良いのか。日本テレビは「ご指摘の職務質問を肯定しているものではございません」とのみコメントした。
東京都を相手取り提訴した女性の弁護団は、当時の警察官たちの対応は人種差別であり、違法だと主張している。
「人のためになる仕事をしたい」との思いを抱き警察官を志した男性。新人警官の頃、職場で教え込まれたのは、人種差別的な職務質問の方法だった。
人種差別的な職務質問の問題に詳しい専門家は、「差別防止への警察の取り組みは非常に表面的だ」と話し、ガイドラインの策定やレイシャル・プロファイリングに特化した研修の必要性を訴えている。
外国にルーツのある人を対象に、「レイシャル・プロファイリング」の被害相談を5か国語で受け付ける。
報告者の一人は、「レイシャル・プロファイリングは、当事者の『公正認知』を損なう程度が大きいと考えられる」と指摘した。