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被害当事者の睡蓮みどりさん、加賀賢三さんらが会見。被害者が孤立を深めていく背景には、加害者が業界内で起用され続ける動きや、性被害の証言について報じないメディアなどがあると訴えた。
映画監督の西川美和さんは「家族を持つのも、子どもを育てるのも苦労する。これは女性だけじゃなく映画界全体の問題」だと訴えた。
685人が答えた映画界の労働実態調査。加害者は、監督、プロデューサー、先輩・同僚のスタッフなどで、地位や関係性を利用した行為も多くみられる。
東京国際映画祭は、ジェンダー平等を推進する国際的活動「Collectif 50/50」に署名しながらも、今年の女性監督の割合はわずか14.8%だった。同映画祭や、改革を求める団体に取材した。
変わりゆくアカデミー賞から、告発に口封じをする「スラップ訴訟」まで。アメリカとの比較から日本の課題を知る。
『サワコ』や『エルピス』などの日本のドラマでもインティマシーコーディネーターを起用。制作と俳優の双方から、その重要性に賛同する声があがっている。
東京国際映画祭で是枝裕和監督とトークセッション。映画業界の変化の気運が高まる中で、橋本愛さんは「微力ではあるけれど、声をあげることが自分にできる行動のひとつ」などと語った。
映画業界の性暴力やハラスメントの問題を受け、日本シナリオ作家協会が声明を発表。「勉強させてやった」などの理由で、立場の弱い脚本家が執筆者として扱われず、本来なら得られるべき対価や権利を奪われることがあるという。
マタイ効果とは、条件に恵まれた者は優れた業績を挙げることでさらに条件に恵まれるという現象をいう。映画作りを学ぶ教育の場においても、常勤教員は男性が100%を占める学校が多数ある。
性暴力やハラスメント、過酷な労働環境などの映画業界の人権問題。制作現場で働く人たちの声をもとに、業界に求められることについて考える。【2022年 上半期回顧】