女系天皇も「最終的選択肢として容認すべき」 自民党の甘利明氏が発言

母方からのみ天皇の血を引く皇族が即位した天皇を「女系天皇」と呼ぶが、過去に例がない。
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自民党税制調査会の総会であいさつする甘利明税調会長=11月21日、東京・永田町の自民党本部
時事通信社

自民党の甘利明税制調査会長は11月24日、フジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、母方が天皇の血筋を引く女系天皇を認めるべきだとの考え方を示した。

皇室典範は「皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する」と規定している。時事ドットコムによると、母方からのみ天皇の血を引く皇族が即位した天皇を「女系天皇」と呼ぶが、過去に例がない。与党幹部としては異例の発言。今後の皇位継承をめぐる議論に影響を与えそうだ。

安倍首相は19日、「男系継承が古来例外なく維持されてきた重みなどを踏まえ、慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」との考えを示していた

甘利氏は番組内で述べた内容は以下の通り。

「男系を中心に(皇位継承の)順位をつけておくと。私は最終的選択肢としては女系も容認するべきだと思いますけどね。順位をつけてきちんと対処できるようにしておくのはいいことだと思います」