みずほ銀行の預金通帳が有料化、これまでの通帳は無料で使えるの? 5つのポイント

1年間記帳していないと、デジタル通帳に自動移行するのでご注意を…。
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みずほ銀行の預金通帳
撮影:安藤健二

みずほ銀行で、2021年1月18日以降に70歳未満の人が口座開設すると「紙の預金通帳」を発行するのに税込1100円の手数料が取られることになった。同行が8月21日に発表した

同時にスタートするデジタル通帳「みずほダイレクト通帳」への移行を促進するのが狙いだ。取り引きをオンラインで確認できるでは、最大10年分の取引明細を確認できるという。

そうなると、これまで使っていた「紙の預金通帳」の繰り越しなども有料になるのだろうか? プレスリリースでは分かりづらい部分があったので、みずほ銀行の広報担当者に確認してみた。

すると、過去の口座に関しては「紙の預金通帳」もこれまで通り、無料で利用や繰り越しができることが分かった。ただし、記帳を1年以上していないと自動的にデジタル通帳に切り替わり、「紙の預金通帳」は再発行しなくてはならないという。

みずほ銀行の預金通帳が有料化の気になるポイントを、ざっくり5つにまとめてみた。

 

(1) 2021年1月18日からデジタル通帳のサービス開始。紙の預金通帳も使うこともできるが、併用することはできない。

 

(2)デジタル通帳を使うにはインターネットバンキング「みずほダイレクト」への登録が必要。

 

(3)2021年1月18日以降に70歳未満の人が口座を開設した場合は「紙の預金通帳」の発行・繰り越しには税込1100円かかる。

 

(4)2021年1月17日以前に開設された口座の「紙の預金通帳」の繰り越しは、同年1月18日以降も無料。

 

(5)「紙の預金通帳」を使っていて毎年1月末時点で1年以上記帳がない口座は、自動的にデジタル通帳に移行する。これまでの「紙の預金通帳」は使えなくなる。ただし、無料で「紙の預金通帳」を無料で再発行できる。