【参院選2019】国会に議席を持たない5つの政治団体の政策は? 安楽死制度を考える会、NHKから国民を守る党、オリーブの木、幸福実現党、労働の解放をめざす労働者党

比例代表に候補者を擁立している5つの団体の主張をまとめました。
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各政治団体の公式サイトより
Huffpost Japan

7月4日に公示された参院議員選挙。共同通信などによると、選挙区と比例代表あわせて370人が立候補を届け出た。比例代表に届け出があったのは7つの政党、6つの政治団体の155人だった

一般的にマスコミが取り上げるのは、自民党や立憲民主党といった国会に議席を持つ国政政党ばかり。政治団体に関しては、参院に1議席を持つ「れいわ新選組」以外は、あまり取り上げられない。「諸派」としてひとまとめにされるケースも多い。

そこでハフポストでは、今回の参院選の比例代表のうち、国会に議席を持たない5団体について、どんな政治団体なのかを公式サイトをもとに政策をまとめてみた。

国会に議席がある政党・政治団体の公約まとめと合わせて、選挙の参考にして欲しい。(並び順は五十音順、立候補者数はNHKニュースや公式サイトの情報による)

 

安楽死制度を考える会(選挙区9人 比例1人)

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「安楽死制度を考える会」の公式サイトより
honshitsu.org

日本ではこれまで認められてこなかった「安楽死制度」について、「必要性を考え、議論を今一歩進めてまいりたい」と訴えている。 

代表者の佐野秀光さんは政治団体「支持政党なし」の代表を兼任している。「支持政党なし」は、2016年の参院選でも候補者を10人擁立。当選者ゼロながら60万票あまりを獲得していた

NHKから国民を守る党(選挙区37人 比例4人)

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「NHKから国民を守る党」の公式サイトより
nhkkara.jp

元NHK職員の立花孝志さんが、2013年に設立した政治団体。「NHKに受信料を払わない方を全力で応援・サポートする」と政策を掲げており、契約者だけが視聴できる「スクランブル放送」をNHKが導入することを目指している。

4月の統一地方選では、東京や千葉、埼玉など全国で26人の区議、市議を誕生させた。国政での議席はないが、6月現在で31人の地方議員が所属している

 

オリーブの木(選挙区6人 比例4人) 

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「オリーブの木」の公式サイトより。
oliveparty.jp

複数の市民団体が集合した政治団体。元衆院議員の小林興起さんが設立したが、時事通信社によると小林さんは7月2日に代表を辞任し、立候補も取りやめた。

公式サイトでは「党利、党派を超えた、いわば緊急避難的な、国民の声に従った政党」と自己紹介した上で、共通政策について「ただ一つ、国民の平和と暮らしを守る事」と訴えている。

現在の代表は「今治加計獣医学部問題を考える会」の共同代表も務める黒川敦彦さん。

 

幸福実現党(選挙区9人 比例3人) 

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「幸福実現党」の公式サイトより
hr-party.jp

宗教団体「幸福の科学」総裁の大川隆法さんが、2009年に立党した

主な政策として、憲法9条改正による「毅然とした国家」、大統領制による「機動的で責任ある政治」、宗教をバックボーンとした「真なる教育改革」などを訴えている

 

労働の解放をめざす労働者党(選挙区6人 比例4人)

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「労働の解放をめざす労働者党」の公式サイトより
wpll-j.org

「社会主義労働者党」や「マルクス主義同志会」などの名前で活動してきたグループが2017年に設立した政治団体。

公式ブログでは設立時に「私たちは60年安保闘争の直後に、社会党や共産党はもちろん、一切の〝新左翼〟諸派から手を切り、独自の闘いを始めてからすでに55年になんなんとする党派」と自己紹介した。

「自民党と反動の改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!」などと訴えている。

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※このほか、東京選挙区では「日本無党派党」から写真家の大塚紀久雄さんが立候補し、「国内の米軍基地全廃」などを訴えている。