離党か議員辞職か、それとも… 山尾志桜里氏の「不倫疑惑」、民進党はどう対応するのか?

10月の補欠選挙を控え、思惑が交錯。「この党はもう呪われているとしか思えない」という声も。
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「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「保育園落ちた日本死ね」が選ばれ、表彰式であいさつする山尾志桜里衆議院議員=1日、東京都千代田区 撮影日:2016年12月01日
時事通信社

【UPDATE】2017/09/07 21:09

民進党の山尾志桜里・元政調会長が離党届を提出した。記者会見の詳細はこちら

民進党の山尾志桜里・元政調会長が、9月7日発売の「週刊文春」で、既婚者の男性弁護士との不倫疑惑を報じられたことで、民進党・前原執行部は、発足早々から窮地に立たされた。

前原誠司代表は7日午前、「山尾氏本人から話を聞きたいと思う」と記者団に述べ、山尾氏から事情を聞いて、対応を検討する考えを示した。

山尾氏は民進党の新執行部人事で幹事長に内定していたが、「週刊誌が既婚男性との交際疑惑を取材している」という情報が入ったため、前原代表は起用を断念。山尾氏の幹事長人事は白紙となり、執行部入りも見送られた。

安倍政権を鋭く追及し、待機児童問題などで子育て世帯への共感をアピールしてきた山尾氏のスキャンダルに、党内では失望感が広がっているという。テレ朝newsによると、「この党はもう呪われているとしか思えない」という声も出ているようだ。

NHKニュースによると、党内からは「山尾氏本人が、速やかに事実関係を説明すべきだ」「すぐに離党しなければ、党も山尾氏本人も傷口が広がる」など、離党を求める声が出ているという。

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報道陣に囲まれる民進党の前原誠司代表(中央)=7日夜、東京・永田町 撮影日:2017年09月07日
時事通信社

「週刊文春」の報道を受けて、民進党内では様々な思惑が交錯している。その背景には、10月22日に3カ所で控える衆院の補欠選挙がある。

山尾氏は周辺に対し、不倫疑惑を全面否定。近く記者会見を開く準備を進めているという。一方で、時事ドットコムは民進党関係者の話として、執行部の一部が山尾氏に早期の離党を促したと伝えた。

仮に、9月15日までに山尾氏が議員辞職した場合、10月の補欠選挙は1つ増え、4カ所で実施されることになる。候補者の擁立など、今から党として対応するのは困難な状況のようだ。

ただ、山尾氏は不倫疑惑を否定しており、離党を迫られることに反発。テレ朝newsによると、山尾氏は「執行部が信用できない」とこぼし、不本意な離党を迫られるくらいなら議員辞職をすると「やけくそ」のような状況だという。

一方で、NHKニュースは関係者の話として、山尾氏が「責任を感じている」などと話していると伝えている。

山尾氏は当選2回。2016年に「保育園落ちた日本死ね」と書かれた匿名ブログを国会で取り上げるなど、舌鋒の鋭く与党を追求する姿で注目され、知名度を上げた。