「警報級の大雪」今後の見込みとチェックすべき情報は?車両の立ち往生による交通障害などに警戒

今後の雪の見込みや、気象情報をチェックできるサイト、それにドライバーが気をつけるべきことをまとめて紹介します。

気象庁によりますと、上空に強い寒気が流れ込む影響で、12月25日から28日にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気や大雪となるおそれがあります。

また、太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるおそれがあります。

過去には大雪の影響で車両が立ち往生する交通障害も発生していて、警戒が必要です。

この記事では、今後の雪の見込みや、気象情報をチェックできるサイト、それにドライバーが気をつけるべきことをまとめて紹介します。

気象庁「アメダス」より12月15日10:00時点の気温
気象庁「アメダス」より12月15日10:00時点の気温
気象庁「アメダス」より

■雪の見込み

気象庁が発表している、降雪量の予想は次の通りです。(25日5時時点の予想。いずれも多いところで)

26日6時から27日6時までの24時間に予想される降雪量:
北陸地方 70から100センチ
近畿地方、中国地方 60から80センチ
東北地方、関東甲信地方 50から70センチ
東海地方 40から60センチ
北海道地方 20から40センチ
四国地方、九州北部地方 10から20センチ
九州南部 5から10センチ


27日6時から28日6時までの24時間に予想される降雪量:
北陸地方 70から100センチ
東北地方、関東甲信地方、近畿地方 50から70センチ
東海地方 40から60センチ
中国地方 30から50センチ
北海道地方 20から40センチ
四国地方、九州北部地方 5から10センチ

25日から28日頃にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気や大雪となるおそれ。また、太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるところがあるおそれがあります。

積雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、なだれ、電線や樹木への着雪に注意してください。

■使える情報は?

気象庁の「大雪・暴風雪に関する最新の防災気象情報」を活用しましょう。

降雪短時間予報(今後の雪の見込み)や、積雪深がわかるアメダスなどへのリンクがまとまっています。最新の雪の情報はこちらから(気象庁:雪の状況)

気象庁による最新の発表は、こちらで随時、更新されます。今後の降雪量の見込みなどがテキストで確認できるようになっています。

道路に関する情報は「おしえて!雪ナビ」があります。国土交通省による冬の道路情報サイトです。全国の情報をチェックできます。

高速道路を管理するNEXCOの公式サイトはこちらです。渋滞や交通規制などの情報が見られます。

■ドライバーはどうすべき?

NEXCOでは、12月25日6時に「大雪及び吹雪のため高速道路のご利用はお控えください 通行止めが予想されます!」などと発表しています。

▽不要不急の移動は控えることが前提ですが、やむを得ず高速道路を使う場合は▽冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行などを呼びかけています。

同時に、高速道路では一台でも自力走行不能車両が発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながる可能性があるとしています。

例えば2020年12月には、関越自動車道で、2000台を超える大規模な立ち往生が発生しました。気象庁によりますと、車両の移動と通行止め解除には2日以上かかったということです。

関越自動車道の大和パーキングエリア付近で、立ち往生した車の救助に向かう陸上自衛隊員ら=2020年12月17日夜[防衛省統合幕僚監部提供]
関越自動車道の大和パーキングエリア付近で、立ち往生した車の救助に向かう陸上自衛隊員ら=2020年12月17日夜[防衛省統合幕僚監部提供]
時事通信社

気象庁でも同様に、こうした対策のほか、タイヤの摩耗劣化に注意することや、広域迂回の実施、それに通行ルートの見直しなどへの協力を呼びかけています。

注目記事