森喜朗会長、辞意表明。これまでの流れは?【3分で分かる】

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長が、女性差別発言を受けて辞任する意向を表明。これまでの流れを時系列で追いました。
森喜朗会長(2020年撮影)
森喜朗会長(2020年撮影)
ISSEI KATO via Getty Images

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が、女性差別発言を受けて2月12日に会長を辞任する意向を表明した。午後3時に始まった組織委員会の緊急会合の冒頭だった。

2月3日の森氏の問題発言をしてから、これまでの流れを時系列(日本時間)で追った。

2月3日(水)森氏が女性差別発言

森会長が日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」と発言。現在20%のJOCの女性理事を40%以上に増やす目標についての私見だった。

2月4日(木)森氏が謝罪会見で辞任否定。IOCは幕引きを図る

森会長は東京・晴海で報道陣の取材に応じて、前日の発言を謝罪して撤回した。その一方で、「辞任するという考えはありません」と断言。記者の質問に対して「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」などと答える様子が中継され、SNS上では「逆ギレ会見」とも呼ばれた。

一方、国際オリンピック委員会(IOC)の広報担当者は「森会長は発言について謝罪した。これでIOCはこの問題は終了と考えている」とコメント。問題の幕引きを図る。

2月5日(金)国内外で批判の声が高まる

森会長の発言への抗議署名キャンペーンがChange.orgで始まっていたが、立ち上げから1日で5万人以上の賛同が集まった(12日正午現在は14万7000人)。また、国際人権団体の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が、森氏の発言を受けて「日本の性差別に金メダル」と非難声明。各国の駐日大使館も「DontBeSilent (沈黙するのはやめよう)」というハッシュタグで、男女平等への支持と連帯を表明した

2月8日(月)大量のボランティアが辞退していたことが判明

森会長の女性差別発言の後、東京五輪のボランティア390人が辞退したと、組織委員会が発表。この動きについて、自民党の二階俊博幹事長は記者会見で、「瞬間的」としつつ、「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」と話した

2月9日(火)IOCが方針変更、森会長の発言を批判

 IOCが、森会長の発言は「著しく不適切」と批判する公式声明を出した。「IOCはジェンダー平等に関する優れた取り組みをしており、今後も継続していく」と説明した。

2月10日(水)最高位スポンサーが「遺憾」コメント

トヨタ自動車が「今回の大会組織委員会のリーダーのご発言はわたしたち、トヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾だ」とする、豊田章男社長のコメントを出した。トヨタはIOCと最高位のスポンサー契約を結んでいる。

2月11日(木)「森会長が辞任の方向で調整」と複数メディアが報じる

北國新聞FNNプライムニュースなど複数メディアが2月11日、森会長が辞任する方向で調整に入ったと報じた。

2月12日(金) 森会長が辞意表明の見通し

組織委員会は12日午後3時から緊急の会合を開き、冒頭で森会長が辞意を表明した

【UPDATE】森会長の辞意表明を受けて加筆しました(2021/2/12 15:38)

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