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この総統選は日米にとって他人事ではありません。
選挙2か月前に、突然の候補者変更。新たな候補者はどんな人物?
台湾と中国、どちらの国が利を得たのか、そして台湾国内の反応は......。
来年1月の台湾の総統選挙の投票まで、あと4カ月となった。野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)氏の当選は確実ということで台湾内部の見方は一致している。
台湾・民進党の総統選候補者である蔡英文氏がこのほど訪米し、かつて台湾の総統候補では1度もなかったとされる国務省ビルに招き入れられるなど、当の民進党の予想を超える「歓待」をワシントンから受けた。
まさに「変天」(世の中がひっくり返る、という意味)という言葉がふさわしい。思えば、民進党が「歴史的敗北」を喫した2008年の立法院選挙から6年。あのときと同様、再び、台湾のメディアは、台湾政治におけるこの地殻変動を「変天」という言葉で言い表すしかなかった。