山本太郎氏「政権を狙いにいってます」 れいわ新選組への寄付が4億円突破と明かす

落選の可能性を池上彰氏が指摘すると「国会議員でなくてもやれることをベストは尽くせる」返答
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山本太郎氏(左)と池上彰氏(右)
時事通信社

7月21日に投開票された参議院選挙で、比例代表で1議席が当選確実と報じられた「れいわ新選組」の山本太郎代表は、池上彰氏の選挙特番でインターネット上で寄せられた寄付金が4億円を超えたことを明かした。

池上氏から寄付金について尋ねられると、「一週間のおかずを減らしながら、外食しようと思ったのをやめたりとか、買うべき靴を諦めたりとか、一人一人が本当に無理をして、積み上がっています」と説明。

「今日で4億円になっています」と明かした。

山本氏はまた、「政権を狙いにいってますから」と発言する場面もあった。

当選の可能性が高かった東京選挙区からは出馬せず、比例でも2人の特定枠についで3番手での挑戦となった。「れいわ新選組」が比例で2人当選確実とする報道も出ているが、3番手の山本代表自身の当選は、厳しい戦いを強いられている。

池上氏は落選の可能性に触れて「党の代表が国会に乗り込まなくて、これからどうしていくのでしょうか」と質問。

これに対して山本代表は、「国会議員でなくてもやれることをベストは尽くせる、この後にも衆院選、3年後には参院選があるので、トライする場面も巡ってくる」と意欲を見せた上で、こう強調した。

「全ての選挙は視野に入っています。政権を狙いにいっていますから」

 池上氏が「今は非常に小さな勢力ですが...」と念押しすると、山本代表は「政権をとる意欲もないのに政治家になっている人たちっているんですかね。自分たちがやりたい政策があるんだったら、当然政権を狙いにいくと思います」と答えた。

池上氏の質問は、政治団体名にも及んだ。

「新選組は旧体制を守るための組織ですよね。体制を変えていくんだというのに、なんで新撰組にしたんですか」と尋ねられると、「維新を名乗りながら政府側にべっとりな人たちもいますので、そこらへんは気にしないでいただきたい」と返した。