バブル崩壊のトラウマが、令和に続く不景気の原因? 4コマで解説【特集:平成経済】

「好景気は永遠には続かない」ことを知った人や企業は、お金を使うことに慎重になった。
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日本中が好景気にわき、それがず〜っと続くと信じて疑わないーー30年前の日本はそんな時代でした。

平成経済はバブルに始まり、崩壊してからは負の遺産との戦いに追われました。ここでは、バブル経済の誕生と終焉を4コマで簡潔に整理し、令和経済のヒントを探っていきます。

4コマでバブル経済

 
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日銀は公定歩合(日銀から銀行にお金を貸し出す際の金利)を
下げて金融緩和した。詳しくは特集vol.1 4+1コマで「デフレ」参照

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どうなる?令和の経済

 

バブルは「好景気がずっと続く」と信じる人の心が大きくふくらませました。

そして、その後の不景気も、バブル崩壊を経験した人の心によるところが大きいようです。

バブル崩壊を知ると、人や企業はお金を使うことに慎重になります。例えば、企業は利益が増えても給料を上げようとしません。すると、個人の消費は停滞し、モノが売れなくなるので物価は下がります。

結果的に企業の利益は下がるという負のスパイラル=デフレです。

バブルの華やかさも崩壊後の恐ろしさも、身にしみて知っているのが50〜60代。多くの企業で経営層にいる年代です。

彼らの強烈なトラウマを乗り越え、デフレを解消することが令和経済浮上のカギになります。

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<参考文献>

中村 宏之『おさえておきたい「平成の経済」』(山川出版社)

*この記事は2019年12月17日HISTORIST掲載記事

『いまだ引きずる平成の強烈なトラウマ「バブル経済」を4コマ解説[特集:平成経済vol.2]』

から転載しました。