オイシックスが「もったいないマーケット」を新設へ。食品ロス削減をさらに推進

食品宅配サービスを手がけるオイシックスが「#捨てないを始める」というプロジェクトを進めています。
|
Open Image Modal
オイシックスが発売する「酒蔵応援・ベジチャウダー酒米リゾット」
オイシックス・ラ・大地提供

食品宅配サービスを手がけるオイシックス・ラ・大地が、食品ロス削減に向けた取り組みを充実させる。9月23日に自社の買い物サイトに「Oisixもったいないマーケット」のページを新設し、食べられるのに捨てられてしまう食材を活用した商品を発売する。同社などが取り組む「#捨てないを始める」プロジェクトの一環だ。

オイシックスは、サプライチェーン全体を持続可能にする「サステナブルリテール」を掲げ、これまでも色や大きさなどが理由で流通しない規格外品や食べられるのに捨てられがちな端材を生かした商品づくりに取り組んできた。

農林水産省によると、日本の食品廃棄物は年間約2531万トン。このうち、食べられるのに捨てられる「食品ロス」は年間約600万トンと推計されている

 

Open Image Modal
オイシックスが発売する「ふぞろいホッケのヤンニョン風味」
オイシックス・ラ・大地提供

食品ロスを減らそうと、オイシックスは新しい商品を開発。「酒蔵応援・ベジチャウダー酒米リゾット」(税込み1879円)と「ふぞろいホッケのヤンニョン風味」(税込み1825円)で、酒米の余りやホッケの端材を使用している。9月23日午前10時から「Oisixもったいないマーケット」(時間になればアクセス可能)で取り扱う。

また、オイシックスなどは10月16日〜30日、全国の生産者へ感謝の思いを届けるイベント「東京ハーヴェスト2021」を開催する。今年は食品ロスをテーマに「#捨てないを始める」プロジェクトに取り組む予定だ。

オイシックスの広報担当者はハフポスト日本版の取材に対し「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、フードロスに対する世の中の関心が高まっている」と指摘。「世の中の食に関する社会課題を解決していく取り組みとしてフードロス削減を推進していきたい」と話している。