小渕優子氏ってどんな人?「決して忘れることのない傷」とは…。涙ぐみながら会見で語る【動画】

自民党の小渕優子氏が9月13日、党選対委員長に就任しました。
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自民党の選対委員長に就任した小渕優子氏は9月13日、党本部で記者会見に臨み、2014年に自らの政治資金を巡る問題で経済産業相を辞任したことについて「決して忘れることのない傷として、その歩みを進めていきたい」と涙ぐみながら語った。

小渕氏は08年に発足した麻生内閣で、34歳という戦後最年少の若さで少子化担当相として初入閣。14年の第2次安倍改造内閣では経産相に就任したが、政治資金の問題で約1カ月半で辞任した。

政治資金規正法違反事件を巡っては、東京地検特捜部が家宅捜索した際、パソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことが話題となった。事件では、元秘書らが執行猶予付きの有罪判決を受けた。

小渕氏は会見で「あの時に起こったことは政治家として私がこれから歩みを進めていく中で、心に反省を持ち、決して忘れることのない傷として、その歩みを進めていきたい」と述べた。

小渕氏については、政治とカネの問題で説明責任を十分に果たさなかったとの声が根強く残る。

この件に絡み、報道陣から改めて記者会見を開く考えがあるか問われると、小渕氏は「必要な話があれば、言っていただければと思う」と答えた。

小渕氏は衆院群馬5区選出の当選8回。自民党で茂木派に所属している。父は第84代首相を務めた故・小渕恵三氏。