ユキヒョウ親子が追いかけっこ。躍動するモフモフがヤバい(写真)

「人間の親子と変わらない姿に和みます」
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多摩動物公園にいるユキヒョウの親子の微笑ましい姿が、ネット上で注目を集めている。

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左が母親のミミ、右がフク
Twitter/rikunow

Twitterユーザーのrikuさんが撮影して、2月12日に投稿。雪の上で母親のミミを、2017年6月に生まれたばかりの男の子「フク」が、転びそうになりながら追いかけている。

rikuさんは「フクちゃんはもちろん、ミミお母さんも追い駆けっこを楽しんでると思います」とツイートした。

「すごい躍動感!そしてモフモフ感もすごい!」「母親が子育てを楽しむのが大切なのは、人間も同じ」と、反響が寄せられている。

■仲むつまじいフクとミミ

rikuさんは他にも、フクとミミの仲むつまじい姿を投稿している。その一部を紹介しよう。

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フクの頬をなめる母親のミミ
Twitter/rikunow
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ミミの背中に乗るフク
Twitter/rikunow
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突進してくるミミに、フクがビックリ
Twitter/rikunow
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完全に一致。
Twitter/rikunow

■「人間の親子と変わらない姿に和みます」

ハフポスト日本版は、撮影したrikuさんに取材した。撮影に使った機材をソニーのデジタル一眼「α9」と、「α7R3」と明かした上で、次のように話した。

---ユキヒョウ親子のどんなところに魅力を感じましたか?

甘えん坊なフクちゃんに対し、 ちょっと塩対応のミミお母さんの甘辛な組み合わせの面白さでしょうか。

最近はミミがフクちゃんを慈しむように舐めることも多くなり、その愛情深さも魅力です。

本来は単独で生きていく動物が、子育て期間中は2頭でとても楽しそうにじゃれ合ったり追いかけっこをしていて、人間の親子と変わらないその姿が見ていてとても和みます。

---撮影の際に注意したことは何でしょう?

自分がシャッターを切りたくなるシーンは、動物が楽しそうだったり、幸せそうに見える瞬間です。

自分が犬を飼っていて、本当に家族だなぁと感じるので、動物にも人間と変わらない愛情や喜怒哀楽の感情があって、自分たちと変わらない大切な存在なんだなと思って撮っています。

■ユキヒョウとは?

今泉忠明さんの「世界の野生ネコ」(学研)などによると、ユキヒョウの体長は100〜150cmほど。尻尾の長さは80〜150cmほどある。

チベットやネパールなど中央アジアの山岳地帯に生息し、ネコ科の動物としては最も標高の高い場所を住処としている。群れを作らず、単独で行動。野生のヒツジやヤギ、小型の哺乳類を獲物とするが、家畜を襲うこともある。

そのため、現地では害獣として駆除されることもあるほか、毛皮や漢方薬の材料を目的とする密猟があり、現在では絶滅が危惧されているという。

世界のネコ科動物
サビイロネコ(01 of41)
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インド南部とスリランカに棲息する極小型の猫。体長は35-48cm程度しかない。 (credit:nicknack68/Flickr)
スナネコ(02 of41)
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アフリカからアジアの砂漠にかけて分布する、小型の野生ネコ。日中は岩陰に潜み、夜になると活動を開始する。 (credit:Joachim S. Müller/Flickr)
ヨーロッパヤマネコ(03 of41)
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ヨーロッパやトルコなどに生息するヤマネコ。リビアヤマネコよりも分厚い毛皮に覆われている。19世紀以降は狩猟や都市化で数を減らしている。 (credit:hehaden/Flickr)
コロコロ(04 of41)
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南アメリカ中西部に自生する小型で、縦縞模様の野生の猫である。別名パンパスキャット、パジェロとも呼ばれ、三菱自動車の「パジェロ」の名の由来となっている。 (credit:Wikimedia)
ジョフロイネコ(05 of41)
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イエネコほどの大きさの、おそらく南アメリカで最も多い野生の猫。 (credit:Wikimedia)
マヌルネコ(06 of41)
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中央アジアの山地に生息する。ネコ科の動物の中では最も古い種という説もある。寒冷地帯に適応して毛がふさふさしている。 (credit:Paulo B. Chaves/Flickr)
アムールヤマネコ(07 of41)
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ベンガルヤマネコの近縁種。 (credit:newmajen/Flickr)
リビアヤマネコ(08 of41)
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アフリカ北部や中東などに生息する。DNA解析の結果、世界中に広く分布するイエネコの祖先であると考えられている。 (credit:Daniele Colombo/Flickr)
ベンガルヤマネコ(09 of41)
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ヒョウのような模様をしているため、英語名は「レパード・キャット」。インド周辺から東アジアにかけて広く分布する。木登りが得意。 (credit:M Kuhn/Flickr)
アンデスネコ(10 of41)
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南アメリカのアンデス山脈に生息する。標高3,000-5,000mにある岩が多く藪の点在するステップで動物を補食している。 (credit:Wikimedia)
ハイイロネコ(11 of41)
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中国西部の森林や乾燥地帯に生息。絶滅が危惧されている。砂漠で保護色となる明るい毛皮を持ち、縞模様の尾が特徴。詳しい生態は未だに分かっていない。 (credit:Wikimedia)
マレーヤマネコ(12 of41)
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インドネシアのボルネオ島やスマトラ島などの森林や沼地に生息する。生態は謎に包まれている。 (credit:Wikimedia)
クロアシネコ(13 of41)
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アフリカ南部に生息する小型の野生の猫である。平均的な体重は1.6kgで、現存する猫の中で最も小さいものの一つだ。少しでも人間が近づくと逃げようとするシャイな性格だが、追い詰められると獰猛に反撃する。このような習性から南アフリカでは「アリ塚のトラ」と呼ばれることもある。 (credit:Wikimedia)
イリオモテヤマネコ(14 of41)
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沖縄県の西表島の固有種。木登りも泳ぎも得意だ。絶滅が危惧されている。 (credit:時事通信社)
ツシマヤマネコ(15 of41)
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アムールヤマネコの亜種で、日本では長崎県の対馬にのみ生息。絶滅が危惧されている。 (credit:Wikimedia)
カラカル(16 of41)
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アフリカ大陸などに生息する。インドやイランではカラカルを飼い慣らし、狩猟に使うこともある。 (credit:Chris Jackson via Getty Images)
ジャングルキャット(17 of41)
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イエネコに比べて大型で四肢が長い。中近東からインド、パキスタン、アフガニスタンにかけて生息する。 (credit:Education Images via Getty Images)
ヨーロッパオオヤマネコ(18 of41)
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(credit:Wikimedia)
ジャガーネコ(19 of41)
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中南米に生息。オセロットやマーゲイと分類学的に非常に近く、身体の模様などが類似するが、華奢でより小型である。毛皮が美しいため乱獲され、現在絶滅の危機に瀕している。 (credit:Wikimedia)
カナダオオヤマネコ(20 of41)
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(credit:Wikimedia)
アジアゴールデンキャット(21 of41)
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中型のネコ科の一種。東南アジアに生息するが、多くの地域でその数を減らしている。 (credit:Wikimedia)
ボブキャット(22 of41)
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アメリカを含むカナダ南部からメキシコ北東部にかけての森林・草原・半砂漠地帯に生息。ネイティブ・アメリカンの神話やヨーロッパからの開拓者の民話にも登場する。 (credit:Wikimedia)
オセロット(23 of41)
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主に南アメリカの熱帯雨林に生息している。他のネコ科の動物と異なり泳ぎが上手く、樹上生活に適応している。オセロットの毛皮は非常に高価なものとされ、また人に慣れやすくヤマネコの中でペットとして最も人気のある種類であるため、乱獲が続いた。 (credit:Wikimedia)
サーバル(24 of41)
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サハラ砂漠以南のアフリカに生息。たけの高い草原や川辺の葦原、森林の沼地などを好む。 (credit:Wikimedia)
マーゲイ(25 of41)
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メキシコ北部から中央アメリカを経て、南アメリカにかけて生息。木登りがとても上手く、樹上生活を主とする。オセロットによく似ている。 (credit:Wikimedia)
ジャガランディ(26 of41)
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ピューマに近い小型のネコ科動物)。中央アメリカと南アメリカに棲息する。 (credit:Wikimedia)
コドコド(27 of41)
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南アメリカのアルゼンチン南西部、チリ南部に生息。 (credit:Wikimedia)
スナドリネコ(28 of41)
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英語名は「Fishing Cat」。その名の通り、主に魚を捕獲して食べる珍しい習性を持っている。インドネシアの島々からインドシナ半島、中国南部・インド地域にかけての沼地に生息する。 (credit:Wikimedia)
スペインオオヤマネコ(29 of41)
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イベリア半島の標高400〜900mにある硬葉樹からなる低木林に生息する。開発による生息地の破壊およびアナウサギの減少などにより生息数は減少し、絶滅の危機に瀕している。 (credit:Wikimedia)
ボルネオヤマネコ(30 of41)
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東南アジアのボルネオ島の固有種。1992年までに9頭しか捕獲例がない。開発による生息地の破壊などにより生息数は減少、絶滅が危惧されている。 (credit:Wikimedia)
アフリカゴールデンキャット(31 of41)
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A camera trap set by Panthera Kaplan scholar Laila Bahaa-el-din took this photo of an African golden cat. Recently, cameras set by Laila in Gabon filmed the first video footage of a wild, living African golden cat. \n\nSee the first video footage of a wild African golden cat and get more information about this elusive wild cat at bit.ly/pNCOoz. (credit:Panthera Cats/Flickr)
マーブルキャット(32 of41)
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ネパールやスマトラ島など、東南アジアに広く生息。外観はウンピョウによく似ているが、はるかに小型でイエネコ大の大きさだ。 (credit:siwild/Flickr)
トラ(33 of41)
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ユーラシア大陸に広く生息。開発による生息地の破壊、薬用や毛皮用の乱獲、人間や家畜を襲って殺して食べる害獣としての駆除などにより生息数は激減している (credit:Wikimedia)
チーター(34 of41)
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地上最速の動物とされ、走行してから2秒で時速72キロメートルに達し、最高時速は100キロメートルを超えると言われる。 (credit:Wikimedia)
ジャガー(35 of41)
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ネコ科の動物としてはトラ、ライオンに次ぐ大きさであり、南北アメリカでは最大。古代マヤ文明では『予言の神』として敬われていた。 (credit:Wikimedia)
ピューマ(36 of41)
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南北アメリカに広く生息する巨大な野生ネコの仲間。オスは体長(頭胴長)約1 〜 1.8m、体重約65〜100 kgに達し、メスは一回り小さい。「Moutain Lion」とも呼ばれるが、ライオンなどの仲間ではなく、イエネコを含むヤマネコと同じネコ亜科に属する。 (credit:Wikimedia)
ライオン(37 of41)
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BOTSWANA - 2014/06/08: Male lion (Panthera leo) laying in grass at the Linyanti Reserve near the Savuti Channel in northern part of Botswana. (Photo by Wolfgang Kaehler/LightRocket via Getty Images) (credit:Wolfgang Kaehler via Getty Images)
ヒョウ(38 of41)
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捕えた獲物を樹上へ運び、数日にわたって食べたり保存することもある。アフリカでは特に危険で人気の高い猛獣として、ビッグ5(ライオン、ゾウ、サイ、ヒョウ、バッファロー)に選出されている。 (credit:Wikimedia)
ウンピョウ (39 of41)
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ネコ科の中でもトップクラスの木登り上手。東アジアの標高2000〜3000mにある森林に生息する。 (Photo credit should read Mandy Cheng/AFP/Getty Images) (credit:MANDY CHENG via Getty Images)
ボルネオウンピョウ(40 of41)
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2007年、東南アジアのボルネオ島とスマトラ島のウンピョウが、実は別種であることが生物学者らによって確認された。 (credit:Wikimedia)
ユキヒョウ(41 of41)
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標高600〜6000mの高地に生息する。大型のネコ科動物として、また、食肉目としては最も高い場所を行動範囲としている。 (credit:Wikimedia)

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