アップルが「iPhoneカメラの使い方」動画を公開 気付きにくいあの機能も

iPhoneで、写真をうまく撮りたい人は必見だ。
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iPhone 7およびiPhone 7 Plusで、写真をうまく撮りたい人は必見だ。Appleが、写真撮影Tipsのビデオを公開したのだ。ビデオはAppleのサイトおよびYouTubeにて公開されている。最初にみたときは、カメラアプリケーション上に現れるボタンの機能説明ビデオのようなものかと思った。しかし単なる機能説明ビデオではなかった。気付きにくい機能や、その機能の有効活用の仕方などを説明する興味深いものに仕上がっている。

一連のビデオは「iPhone 7で写真を撮ろう」(How to shoot on iPhone 7)と題されている。それぞれのビデオで、具体的な撮影シーンに応じたTipsを紹介している。ビデオ中の説明は非常にシンプルでかつ効果的だ。iPhone 7があればカメラなど必要ないとAppleはいうが、それを証明しようとする意欲作になっている。

ちなみに、iPhoneのカメラインタフェースは何年も変わっていない。しかしこれは新しい機能がないということを意味するのではない。さまざまな機能が旧来のインタフェースの中に埋め込まれているのだ。何がしたいのかを意識してこそ、みつかる機能もさまざまに実装されているようになっている。

たとえば、個人的にはシャッターボタンにタッチし続ければバーストモードになることなどすっかり忘れていた。また、ボリュームボタンをシャッターに使えることも忘れていた。フォーカスをロックしたり、手動で露出を変えることもできる。

Appleは、新技術を実現することにも力をいれているが、その技術をいかに使ってもらえるかという点に注力しているように思う。

1980年代のように、Appleのソフトウェアばかりが「わかりやすい」わけではないかもしれない。しかしソフトウェアを使って何ができるかを示す能力は、まだまだAppleが秀でているように思う。Apple発のTipsを知ることで、利用者全員がパワーユーザーであるかのように感じることさえできるのだ。

今回公開されたビデオも、やはりAppleの基本方針にふさわしいものであると思う。SnapchatやInstagramなどが、写真撮影用のアプリケーションとして普及しつつはある。

Appleとしては、標準のカメラアプリケーションこそが、もっとも充実した機能をもつものであると示したくなったのかもしれない。サードパーティーのアプリケーションは、iOSのカメラAPIのすべてにアクセスできるわけではない。Snapchatなどでは撮ることのできないバーストモードやパノラマモードの魅力をアピールすることで、Apple謹製アプリケーションの魅力を利用者に伝えているわけだ。

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(翻訳:Maeda, H

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(2017年5月13日 TechCrunch日本版「Apple、「iPhoneカメラの使い方」ビデオを公開」より転載)