麻原彰晃死刑囚ら7人に死刑執行。オウム真理教事件(UPDATE)

教団による一連の事件の刑事裁判は、2018年1月に終結していた。
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オウム真理教・元代表の麻原彰晃氏
Ho New / Reuters

オウム真理教・元代表の麻原彰晃(本名:松本智津夫)死刑囚(63)に7月6日、死刑が執行された。NHKニュースなどが報じた。

麻原死刑囚は1955年に熊本県で生まれた。84年にオウム真理教の前身「オウム神仙の会」を設立。ヨガ修業や「超能力」をうたい信者を集めた。

麻原死刑囚は、89年の坂本弁護士一家殺害事件や94年の松本サリン事件、95年の地下鉄サリン事件など数々の事件を引き起こした首謀者として2006年に死刑が確定していた。

確定判決では、一連の動機を「(麻原死刑囚が)救済の名の下に日本国を支配して自らその王になることを空想。その妨げになる者をポア(殺害)しようとした」と認定している

■死刑囚13人のうち7人を別の場所に移送していた

毎日新聞によると、教団による一連の事件の刑事裁判は、2018年1月に終結。法務省は3月、東京拘置所に収監していた死刑囚13人のうち、麻原死刑囚らを除く7人を別の拘置所や拘置支所に移送していた。

オウム真理教が起こした事件に関して、死刑が執行されたのは今回が初めて

【UPDATE】NHKニュースによると7月6日、麻原死刑囚のほかに、オウム真理教の事件に関わった井上嘉浩死刑囚(48)、早川紀代秀死刑囚(68)、中川智正死刑囚(55)、遠藤誠一死刑囚(58)、土谷正実死刑囚(53)、新実智光死刑囚(54)の合わせて6人の死刑が執行された。(2018/07/06 10:47)