平昌オリンピックに出場した息子の応援に、スイスから「チャリできた」夫婦に脱帽...

1年以上かけ、20カ国を通過。「僕ら、クレイジーですよ!」
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グイド・ハフィラーさん(前)とリタ・ルエッティマンさん=ロイター
Kim Hong-Ji / Reuters

スイス代表として、平昌オリンピックのスキー競技に出場した息子を応援しようと、夫婦が1年以上かけて自転車で韓国・平昌の五輪会場に向かったことが話題になっている。

ロイターによると、自転車旅行に挑んだのは、スキーエアリアルのスイス代表として出場したミスカ・ガッサーの父親、グイド・ハフィラーさん(55)と、その妻リタ・ルエッティマンさん(57)。

2017年2月にスイス・オルテンを出発、自転車や列車を使いながら20カ国を通過、2月13日に会場に着いた。

「本当に感動しました。言葉が出ない」とハフィラーさん。ヤフースポーツによると、これまでにこの旅行で通ったのは、以下の通り。

スイス、イタリア、クロアチア、モンテネグロ、コソボ、セルビア、ブルガリア、トルコ、ジョージア、アルメニア、イラン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタン、タイ、ラオス、カンボジア、韓国。

途中で列車で移動したり、中国ではビザの発給を拒否されたために入国できず、空路で韓国入りしたようだ。

ロイターによると、キルギスやタジキスタンなど中央アジアを通る標高4000メートル級ののパミールハイウェイがもっとも大変だったといい、「本当に疲れたので、2,3週間かけて回復した」という。

韓国に着いてから、夫婦は氷点下の気温の中、屋外でキャンプしながら息子の出番を待った。「僕ら、クレイジーですよ!」と笑う。

ヤフースポーツによると、韓国の滞在後は日本に渡る予定だという。