沢尻エリカ被告に懲役1年6カ月を求刑 「偽りの友情にとらわれ、抜け出すことができませんでした」【UPDATE】

沢尻エリカ被告の初公判、傍聴券の倍率は117倍でした。
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沢尻エリカ被告
時事通信社

合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた俳優の沢尻エリカ被告の初公判が1月31日に東京地裁で開かれ、同被告は起訴内容を認めた。

黒いスーツ姿で、黒い髪を一つに結びあげて法廷に現れた沢尻被告。起訴状が読み上げられ、起訴内容に間違いがないか問われると沢尻被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。

裁判官から職業を問われると、「無職」と答えた。

大麻は軽度の依存症と診断 検察は懲役1年6カ月を求刑

法廷には沢尻被告の主治医が証人として証言台に立ち、同被告の診断結果などについて説明した。主治医によると、MDMAやLSDなど幻覚剤への依存性は認められなかったが、大麻に関しては「軽度の依存症」と診断したという。

検察側は、沢尻被告が19歳のころから違法薬物を使用しており、「再犯の可能性が高い」として、懲役1年6カ月を求刑した。

沢尻被告は被告人質問で、「逮捕されたことにより、(関係各所に)多大なご迷惑をおかけしたと思っています」と話し、謝罪。弁護人から俳優業の復帰への意向を聞かれると、「女優復帰は考えていません」と話した。

最後に裁判長から「言いたいことはないか」と聞かれると、「薬物はいつでもやめられる、コントロールできていると思っていましたが、大きな間違いでした。正しい意見を言う人の言うことに耳を傾けることなく、薬物が繋いでくれた偽りの友情にとらわれ、抜け出すことができませんでした。全てが害でした。心の底から後悔しています」と述べた。

 

傍聴券の倍率は117倍

逮捕以降、沢尻被告は公の場に姿を見せていない。

初公判が開かれる31日午前には、19席の一般傍聴席を求めて2229人が日比谷公園に列をなした。倍率は117.3倍だった。

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沢尻エリカ被告の初公判の傍聴券を求めて並ぶ人たち=1月31日午前、東京都千代田区の日比谷公園
時事通信社

所属事務所のエイベックスは「更生を支援する」と表明

朝日新聞デジタルなどによると、沢尻被告は2019年11月16日、自宅マンションで合成麻薬のMDMAとLSDを所持したとして、麻薬取締法違反の容疑で逮捕された。

沢尻被告は保釈された12月6日、所属事務所のエイベックス・マネジメントを通じてコメントを発表

「関係者の皆様、ファンの皆様をはじめ、たくさんの方々に大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。多くの方々を裏切ってしまったことを心の底から後悔しております」と謝罪した。

芸能人が薬物関連で逮捕されると、事務所との契約が解除される場合が多いが、エイベックス・マネジメントは「(沢尻被告の)更生を支援する」と表明している。

12月13日に公式サイトに掲載された声明では、「本人も、保釈以降弁護士の方の意見を素直に受け入れ、家族や弊社も支援しながら、日々更生に向けて医師の皆様の指導を受けて真摯に努力しております」と報告。

「更生を支援する弊社と致しましては、本人との面会を継続するなど更生状況を監督し、定期的にご報告申し上げる所存でございます」と表明した。

同事務所関係者によると、契約は現在も継続中という。

ハフポスト日本版の取材に対し、「罪はもちろん償わなければなりませんが、事務所としては、医療機関への受診をサポートするなど、本人の社会復帰を支援していきたいと考えています」と話した。

この記事には違法薬物についての記載があります。
違法薬物の使用は犯罪である反面、薬物依存症という病気の可能性もあります。
医療機関や相談機関を利用することで回復可能な病気です。
現在依存症で悩む方には、警察以外での相談窓口も多く存在しています。

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