世界のラグビー、スポンサーシップに関する調査

ラグビーワールドカップに合わせて、世界各国のレピュコムの専門家がラグビーの商業的側面について調べました。
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ラグビーワールドカップに合わせて、世界各国のレピュコムの専門家がラグビーの商業的側面について調べました。パート2ではラグビーのグローバルスポンサーシップに焦点を当ています。

【各国でのラグビーのマーケット】

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◆イギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)

イングランドは国内リーグに「プレミアシップ」、スコットランド、ウェールズ、アイルランド(とイタリア)は4カ国で「プロ12」というリーグを持ち、とても健全な状態です。

「RBS」(ロイヤルバンク・オブ・スコットランド)「ハイネケン」「O2」(オーツー/携帯電話会社)などいくつかのメジャーなスポンサーがあり、試合で露出しています。「アンダーアーマー」や「Dove Men」(ダヴ)などのブランド、「ユニリーバ」なども世界レベルで十分な投資を行っています。

また、自動車保険の「Admiral」がウェールズ ナショナルチームのスポンサーをするのは、ブランド認知や知名度の向上のためだけではありません。南ウェールズ最大の雇用者として、従業員との関係やモチベーションのためにスポンサーシップを行っているのです。

◆フランス

フランスのラグビーチームは商業的収入を伸ばしており、またスポンサーシップの活用、マーケットへのアプローチが、プロフェッショナルで成熟したものへとなってきています。ラグビー選手たちは健全なイメージを持たれているため、何人かの選手たちはすでにブランドのアンバサダーとなっています。

ラグビーワールドカップだけでなく、フランス代表チームのパートナーをしている大手金融機関「ソシエテ ジェネラル」などのブランドもあります。また、国内リーグの「トップ14」では保険会社の「GMF」、携帯電話事業者「Orange」、フランス場外馬券発売公社「PMU」、また近年の「BMW」はフランス代表チームとパートナーを結んでいます。

◆イタリア

ラグビーはまだ最大限に活用はされていませんが、未来は明るいと考えられています。ロイヤリティー、自己犠牲、チームワーク、そしてフェアプレーと言ったラグビーの精神と価値観はイタリア国内でとても高く評価されており、商業的価値も増加しています。

ラグビーを取り巻く商業的関心はここ数年でかなり伸びており、特にナショナルチームは様々な一般企業、公益企業とともにスポンサーシップ、パートナーシップを獲得しています。

最もいい例は「国家安全鉄道協会」(ANSF)と「州警察」(Polizia di Stato)による認知キャンペーンであり、このキャンペーンはテレビや新聞のコマーシャルを活用し、鉄道は危険なものだという市民の考えを改善しました。そのキャンペーンには何人かのイタリア代表選手が使われました。

◆南アフリカ

ラグビーは生活水準の高い人達にとって、長らくメジャーなスポーツであったため、ラグビーは南アフリカのマーケットでとても力を持っています。また、ミドルクラスが成長してきたことで、その地位をさらに強化するのではないかと予測されています。

放映権は依然として重要で、スポーツ専門チャンネル「SuperSport」が力を持っており、2016年から南アフリカ協会と「SANZAR」(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国ラグビー連合協会、スーパーラグビーやザ・チャンピオンシップを運営)との契約を更新しようとしています。

◆オーストラリア

オーストラリア代表が「カンタス航空」と長期の胸スポンサー契約を結んでいますが、ここ数年でより大きな商業的機会が生まれています。ここ7・8年でオーストラリアでスーパーラグビーに参加するチームは「3」から「5」に増えました。

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※ラグビーのスポンサーをしている業種の割合

・レクリエーション、スポーツウェア、施設:24.1%

・銀行:12.9%

・飲料、ビール:11.6%

・保険:10.7%

・IT関連、プロバイダー:9.5%

・テレビ:5.5%

・航空:5.1%

・自動車:5.0%

・電話:4.7%

・その他:10.9%

ちなみに各国代表チームのスポンサー金額のベスト10は以下の通りです。2015年にラグビーでスポンサーシップによって投資された額は1億2500万ポンド(228億円)になります。

1 アディダス:ニュージーランド代表(ユニフォームサプライヤー)

2 AIG:ニュージーランド代表(胸スポンサー)

3 O2:イングランド代表(胸スポンサー)

4 ASBA Bank:南アフリカ代表(胸スポンサー)

5 カンタベリー:イングランド代表(ユニフォームサプライヤー)

6 カンタス航空:オーストラリア代表(胸スポンサー)

7 アシックス:オーストラリア代表(ユニフォームサプライヤー)

8 BTグループ:スコットランド代表(胸スポンサー)

9 BMW:フランス(オフィシャルパートナー)

10 ボーダフォン:フィジー(ネーミングライツ/胸スポンサー)