今井絵理子さん、参院選出馬会見 立候補のきっかけになった息子の言葉とは?

記者会見では手話を交えながら思いを語った。
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自民党は2月9日、ダンスボーカルグループSPEEDのメンバーで歌手の今井絵理子氏(32)を夏の参院選の比例代表候補として擁立すると発表した

沖縄タイムズは今井氏について、抜群の知名度があり、聴覚障害のある長男(11)を育てるシングルマザーとして、子育てや手話に関する執筆活動や福祉活動に積極的に取り組んできたと報じている。自民党は、今井氏のこれまでの経験が安倍政権の掲げる「1億総活躍社会」や「女性活躍」の実現の象徴的な候補者になると判断。若い世代を中心に無党派層の支持拡大に期待を寄せているという。

自民党選挙対策委員長の茂木敏充氏はこの記者会見で、「今井さんの真面目さ、前向きさを、すばらしいと感じている。これまれの経験を国政の場で活かして、若者がもっと政治に関心を持って、障害は個性、不便だけど不幸ではないと言える社会づくりに貢献してほしい」と述べた。

■なぜ、自民党?

今井氏は、沖縄県の那覇市出身。1996年に「SPEED」のメンバーとしてデビューした

会見で今井氏は、手話を交えながら次のように述べた。

「21歳のときに息子が聞こえないという障害を持って生まれてきました。そのときに初めて、障害に関すること、子育てに関することを知りました。

私は今まで歌しか知らなくて、その時に息子に出会って、こういうのもあるんだなと知りました。そこで同じ境遇のお母さんたちに出会い、障害を持つ子供たちにも出会いました。その中で、障害に関して皆さん知らないことがたくさんあると思います。それをまず知ってほしいと思い、そして、お母さんたち、障害を持っている子供たちが、より明るい希望を持てる社会づくりがしたいなと思いました。

私は政治は希望だと思います。息子が大きくなった時に、この国でよかったな。この国で生まれてよかったなと思うように、これから頑張っていきたいと思います」

自民党を選んだことについては、同党の山東昭子氏から紹介を受けたとコメント。山東氏が会長を務める聴覚障害者教育福祉協会のイベントを通じて7年前に知りあったという。2016年1月18日の同協会イベントのあと、山東氏から立候補の打診を受けたと明かした。

■「お母さんたちの声を聞いて、自分なりの政策を作りたい」

立候補を決意した具体的な理由については、「障害者に対する差別や問題は、“知らない”というところから生まれるんだなと気づいたんですね。皆さんに、より多く目を向けて欲しいという思いからです」と話した。取り組みたい内容については、「(障害児を持つ)お母さんたちは、皆さんが知らないところで一人で苦しんだり困ったりすることがたくさんあります。お母さんたちの声を聞いて、自分なりの政策を作りたいなと思います」と語った。

立候補のことは、小学5年生の息子とも話し合った。負担をかける面がある可能性についても告白したというが、息子からは「ママ、手話をたくさんの方々に広めてほしい」と言われたと紹介した。その言葉が、立候補のきっかけのひとつになったという。

今井氏は、「日本という、大きくて素敵な社会に、自分が携わって良いのかと悩みました。しかし、息子のことを思ったり、息子と同じ境遇の人のことを思うと、何かをしなくてはいけないと思うようになった」と決意を示した。

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小室哲哉の曲を歌うアーティスト
TM NETWORK (TMN)(01 of21)
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小室をリーダーに、宇都宮隆、木根尚登と組んだ音楽ユニット・デジタルバンド。1984年4月にデビュー。\n\n主な曲に「Get Wild」「DIVE INTO YOUR BODY」「Love Train」「SEVEN DAYS WAR」「Self Control」「Nights of The Knife」「COME ON EVERYBODY」「WILD HEAVEN」など。\n\n\n\n写真:「CHILDHOOD\'S END」(ソニー・ミュージックダイレクト)
TRF(02 of21)
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ダンスを中心とした5人組音楽グループ。1993年2月にメジャーデビュー。\n\n主な曲に「EZ DO DANCE」「survival dAnce no no cry more」 「寒い夜だから…」「CRAZY GONNA CRAZY」「BOY MEETS GIRL」「masquerade」「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」「BRAND NEW TOMORROW」など。\n\n\n\n写真:(左から)リーダー(ラップ・DJ担当)のDJ KOO(ディージェイ・コー)、ETSU(ダンサー)、メインボーカリストのYU-KI(ユウキ)、ダンサーのCHIHARU(チハル)、ダンサーのSAM(サム) \n(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業5周年イベント。大阪市此花区) \n撮影日:2006年03月09日 (credit:時事通信社)
安室奈美恵(03 of21)
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1992年より芸能活動を開始。1995年から2001年まで小室がプロデュース。\n\n主な曲に「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」「Don\'t wanna cry」「You\'re my sunshine」「CAN YOU CELEBRATE? 」「SWEET 19 BLUES」「NEVER END」など。\n\n\n\n写真:NAHA, JAPAN: Japanese popular singer Namie Amuro (C) sings \'NEVER END\', the theme song of the Kyushu-Okinawa Summit, before the head of states of the Group of Eight (G8), during a reception hosted by the Okinawa G8 Summit Host Preparation Council at a hotel in Naha, 22 July 2000. The G8 Kyushu-Okinawa summit is being held 21-23 July. (ELECTRONIC IMAGE) AFP PHOTO/Kazuhiro NOGI (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images) (credit:KAZUHIRO NOGI via Getty Images)
華原朋美(04 of21)
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小室哲哉のプロデュース時代は1995年 - 1998年。\n\n主な曲は「I BELIEVE」「LOVE IS ALL MUSIC」「I’m proud」「save your dream」「Hate tell a lie」「LOVE IS ALL MUSIC」「たのしく たのしく やさしくね」など。\n\n\n\n写真:(CD「PLEASURE(プレジャー)」発売会見) \n撮影日:2003年 (credit:時事通信社)
globe(05 of21)
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1995年8月にデビューした音楽ユニット。メンバーは小室とケイコ、マーク・パンサーの3人。\n\n主な曲に「Feel Like dance」「FACES PLACES」「DEPARTURES」「Can\'t Stop Fallin\' in Love」「FACE」「Is this love」など。\n\n\n\n写真:CRUISE RECORD 1995-2000(エイベックス・トラックス)
小室哲哉とKEIKO(06 of21)
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写真:結婚披露宴のケーキカットで笑顔を見せる歌手のKEIKOさん(右)と音楽プロデューサーの小室哲哉さん(東京・港区のホテル)[代表撮影]\n\n撮影日:2002年11月22日 (credit:時事通信社)
篠原涼子(07 of21)
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1994年7月に小室哲哉プロデュースによる篠原涼子 with t.komuro名義で「恋しさと せつなさと 心強さと」を発表し、売上200万枚を超える大ヒット。ほかに「Lady Generation」など。\n\n\n\n写真:(2001年04月04日) (credit:時事通信社)
中山美穂(08 of21)
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「50/50」「JINGI・愛してもらいます」を小室が作曲。\n\n\n\n写真:TOKYO - OCTOBER 27: Japanese actress Miho Nakayama attends the \'Sayonara Itsuka\' press conference at Mandarin Oriental Tokyo on October 27, 2009 in Tokyo, Japan. the film will open on January 23, 2010 in Japan. (Photo by Junko Kimura/Getty Images) (credit:Junko Kimura via Getty Images)
浜田雅功(H Jungle with t)(09 of21)
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小室との音楽ユニット「H Jungle with t」を結成。主な曲に「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」「GOING GOING HOME」 など。\n\n\n\n写真:(1999年04月07日) (credit:時事通信社)
内田有紀(10 of21)
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小室の手がけた主な曲に「Only You」など。\n\n\n\n\n写真:(2000年09月13日) (credit:時事通信社)
鈴木あみ(11 of21)
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「BE TOGETHER」「alone in my room」「love the island」など。\n\n\n\n写真:(2000年08月31日) (credit:時事通信社)
観月ありさ(12 of21)
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「TOO SHY SHY BOY!」「happy wake up!」「PROMISE to PROMISE」など。\n\n\n\n写真:(2003年04月03日) (credit:時事通信社)
hitomi(13 of21)
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「CANDY GIRL」「by myself」など。\n\n\n\n写真:(2000年11月29日) (credit:時事通信社)
宮沢りえ(14 of21)
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「ドリーム ラッシュ」で歌手デビュー。ほかに「NO TITLIST」「赤い花」など。\n\n\n\n\n写真:(2001年08月18日) (credit:時事通信社)
渡辺美里(15 of21)
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主な曲に「My Revolution」「BELIEVE」「卒業」「悲しいね」など。\n\n\n\n\n写真:(2005年12月02日) (credit:時事通信社)
中森明菜(16 of21)
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主な曲に「愛撫」など。\n\n\n\n写真:(1998年) (credit:時事通信社)
浜崎あゆみ(17 of21)
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KEIKOとともに「a song is born」をリリース。小室が作曲。ほか「crossroad」など。\n\n\n\n写真:(東京・高輪プリンスホテル) \n撮影日:2000年12月05日 (credit:時事通信社)
小泉今日子(18 of21)
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「Good Morning-Call」。小泉は初めて作詞を手がける。\n\n\n\n写真:(1992年12月) (credit:時事通信社)
松田聖子(19 of21)
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「Kimono Beat」など。\n\n\n\n写真:国際オープンフィギュアススケート選手権にゲスト出演し、同大会のテーマ曲「The Sound of Fire」を熱唱する歌手の松田聖子さん(東京・国立代々木競技場第1体育館) \n撮影日:2001年01月04日 (credit:時事通信社)
岡田有希子(20 of21)
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主な曲に「Sweet Planet」「水色プリンセス ―水の精―」など。\n\n\n\n写真:撮影日:1985年00月00日 (credit:時事通信社)
小室哲哉(21 of21)
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ソロシングルに「RUNNING TO HORIZON」「Magic」など。\n\n\n\n写真:URAYASU, JAPAN - JUNE 14: Producer Tetsuya Komuro attends the MTV Video Music Awards Japan 2014 at Maihama Amphitheater on June 14, 2014 in Urayasu, Japan. (Photo by Ken Ishii/Getty Images) (credit:Ken Ishii via Getty Images)

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