幻想的な光の柱「漁火光柱」 下関で捉えた(画像)

5月22日午前1時半ごろ、山口県下関市の角島(つのしま)灯台の上空に、10本以上の光の柱がそそり立った。
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5月22日午前1時半ごろ、山口県下関市の角島(つのしま)灯台の上空に、10本以上の光の柱がそそり立った。

これは「漁火光柱」(いさりびこうちゅう)と呼ばれる珍しい自然現象。漁船が魚を誘い寄せるためにつける集魚灯の光が、上空の氷の結晶に反射して柱状に見えるのだという。

撮影に成功したserileryさんは、自身のブログに「なかなか出会えない現象らしいです。灯台で働いている人とお話したのですが、年に1度見るか見ないかの現象だとのこと。なんて運がいいんだ」と興奮を隠せない様子で報告している

ほぼ同じ時間には、鳥取市の上空にも同様の光の柱が出現。アマチュア天文家が撮影していた。日本海側の気象が、ちょうど「光柱」の発生条件がそろっていた模様だ。

2014年ナショジオ写真コンテスト
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第1位「インディペンデンス・デイ」\n\n2013年5月、アメリカのコロラド州で撮影されたスーパーセル。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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第2位「 イスラエルのエルサレム、メーアー・シェアーリーム」\n\nユダヤ教超正統派が多く暮らすエルサレムの「メーアー・シェアーリーム」地区で行われた結婚式後の新郎新婦。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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第3位「魔法の王国のダイバー」\n\nオーストリアのグリューナー湖。春の雪解けで水位が10mほど上昇するため、通常のハイキングコースや草原が水に浸かる現象が数週間だけ発生する。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「世界の終わり」\n\nエクアドルのバーニョス・デ・アグア・サンタで、2014年2月1日に噴火したトゥングラワ山を見ながらブランコに乗る男性。噴火の数分後に撮影されたものであり、その後すぐに避難した。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「受け取るに値するサハラの休息」\n\nアルジェリア南部のサハラ砂漠にある世界遺産「タッシリ・ナジェール」の砂丘の上で休憩する男性。45分かけて上まで登ったという。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「光源」\n\nミャンマー・バガンの仏塔の中で本を読む若い僧侶。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「神への改造」\n\nインド・タミルナード州カベリパティナムで毎年3月に開催されるシヴァ神を讃える祭り「マハ・シヴァラトリ」の一コマ。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「悪魔の拳で休息するコーツォ」\n\nアフリカ南部のレソト王国の国立公園で、荷物運びから開放されて休憩する馬。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「霧に囲まれた小さな町」\n\nチェコ・南ボヘミア州の「チェスキー・クルムロフ」(世界遺産)の霧に煙った街並み。2013年12月25日の午後に撮影された。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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佳作「待つ女」\n\n英国ロンドンのバロー・マーケットでアイスクリームを食べるビンテージスタイルの白いドレスを着た4人の若い女性。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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読者選考作品「巨人に囲まれて」\n\nアメリカのセコイア国立森林公園で巨木を見上げる少女。 (credit:National Geographic Traveler Photo Contest)
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