「現代のガンジー」と讃えられるラジェンドラ・シン氏が母なる川、ガンジス川を浄化する旅に出た

ラジェンドラ・シンはインドのラジャスタン州の7つもの川を蘇らせ、1,000もの村々を干ばつから救ったことから地元民から「現代のガンジー」「水のガンジー」と讃えられるそうです。
|

Open Image Modal

「現代のガンジー」と讃えられている人がいることを知り、興味を持ちました。調べてみると確かにCNNのドキュメンタリーで紹介されています。

その人、ラジェンドラ・シンはインドのラジャスタン州の7つもの川を蘇らせ、1,000もの村々を干ばつから救ったことから地元民から「現代のガンジー」「水のガンジー」と讃えられるそうです。2001 年にはアジア地域で傑出した社会貢献を行った個人や団体に贈られるマグサイサイ賞を受賞。2008年にはガーディアン紙が「地球を救う50 人」の一人に彼を選出しています。

そんな彼がインドで最も重要な川、ガンジス川を蘇らせる行動を起こしたことを伝えるドキュメンタリー映画『ELEMENTAL 生命の源 ~自然とともに~』があることを知り、ユナイテッドピープルとして配給することにしました。

去年「えいやっ!」と買い付けて、国連が今年からスタートする国際ヨガの日、6月21日に公開することになりましたが、極めてエンタメ性の少ないこのドキュメンタリーをなぜ日本に持ち込んだのか、ふと自問自答しましたが、公開前に再び観て「あ、やっぱり、間違ってなかった」と腑に落ちました。

ヒットするしないではなく、この映画に出てくる活動家のうち特に「水のガンジー」と讃えられる活動家、ラジェンドラ・シン氏の活動を届けたかったんだと納得。ガンジス川のダム建設を止め、汚染水を垂れ流している工場を閉鎖させ、インド中で何千人もの人々を触発し、川の守り手を生み出す彼の活動する姿を届けたい。

Open Image Modal

それから、今の日本の行き詰まり感のある状況を変えたいということももうひとつの理由。

人類最悪クラスの原発事故を経験したこの国が、この事故から学び、変わったとは実感が得られないこと。逆に良くない方向に全体的には進んでしまっていると薄々、いや明白に感じること。経済政策、エネルギー政策、そして平和が崩れていく感じ。

手詰まり感...。

原発については大変な数の人がデモをやったし、

多くが選挙にも出たり、投票もしたし、パブリックコメントも寄せてみた。

でも、民意が反映されない。または無視されているようにも思える。

そこで、この作品がヒントになるかと。

ラジェンドラ・シン氏はガンジス川を巡礼しながら見て回り、

「母なる川」が工場排水や生活排水、そして上流部のダム建設に

よって川が死に、人々が強制移住させられていること知り怒りを覚えます。

そして行動に移すのです。

Open Image Modal

「母に毒を盛りますか?」

インド人にとっての「母なる川」をなぜ、汚すのか?

自分の母を殺すことはないだろうと人々に訴えます。

「私は誓う ガンジス川を 継続的に 綺麗にすることを」

シン氏は人々と共にメッセージを読み上げ、ガンジス川を綺麗にする行動を起こしていきます。デモ、スピーチ、首相への手紙を書くなど様々な方法で民意を集めていきます。そして、最後は首相に直接会って交渉し、ダム建設の禁止や、工場排水を垂れ流していた企業の閉鎖など、一定の成功を収めていくのです。

現実を知り、変えたいと強く願い、誓い、行動し、変えていく姿は正にチェンジメーカー。彼そして、他の2人の主人公の行動する姿は、私たちがこの日本や世界で直面している問題へ挑戦し、変化をもたらすためのよいヒントになるはずです。

本作は劇場公開しません。

届けたい、見たいと思った市民が上映会を開くことで、観ることが出来る作品です。

ピンと来た方は、ぜひ市民上映会の開催をご検討ください。