アメリカ合衆国が、毎日世界中の携帯電話のデータ50億件を収拾していると12月4日、「ワシントン・ポスト」が伝えた。
ワシントン・ポストによれば、世界中の携帯端末から情報を引き出し、「巨大な監視装置」による分析を通じて個人の動向を追跡、その人の交流関係を記したマップを作成しているという。
「世界中の携帯電話の位置情報から不特定多数の人の居場所や行動に関する情報を収集している」と、ある政府高官が匿名を条件にしてワシントン・ポストに語った。
この情報収集活動は、世界中に張り巡らされている携帯電話のネットワークケーブルを通じて行われている。その中には、毎年ビジネスや旅行で携帯を所持して海外に行く数百万人のアメリカ人も含まれている。
ワシントン・ポストは「分析官は世界中で携帯を簡単に特定でき、過去の動向もチェックされている。携帯を使っている人は、自分では隠していると思っている人間関係まで暴露されている」としている。
アメリカ国家安全保障局（NSA）を監督する国家情報局のロバート・リット相談役はワシントン・ポストに対し、この情報収集活動は合法的なものであり、アメリカ国外に限定したものだと述べた。
リット氏は「あらゆる機関の監督下にある諜報部門には、アメリカ国内の携帯の位置情報を意図的に一括して収集する組織は存在しない」と述べている。
NSAがこれほどの携帯のデータを収集できるのは、彼らが使用している分析ツール「コー・トラベラー」で標的となる監視対象者の記録を幅広く収集しているからだという。
各国版 12月5日のスプラッシュ
UK(イギリス)版スプラッシュ 12月5日(01 of09)
Open Image Modal\'THANKS TO US\' 「我々に感謝せよ」\n\n自由民主党の前スコットランド担当大臣マイケル・ムーア氏は、「経済の回復をロンドンとイングランド南部だけに限定すべきでない」と警告した。\n\n10月に行われた内閣改造でスコットランド担当大臣の色を離れたムーア氏は、現在の経済状況はイギリス国民にとって「本当に難しい」と述べた上で、「将来何が待ち受けているか、大いに心配だ」と先行き不透明なイギリス経済への不安を口にした。 (credit:Huffington Post)
US(アメリカ)版スプラッシュ 12月5日(02 of09)
Open Image ModalRNC GUNS FOR HRC RNC、ヒラリー・クリントンを標的に\n\n共和党全国委員会（RNC）のラインス・プリーバス委員長は、2016年の大統領選挙の有力候補で、共和党にとって脅威となる民主党のヒラリー・クリントン前国務長官に照準を絞りつつあると述べた。\n\nプリーバス委員長は12月5日、保守系のラジオ司会者ヒュー・ヒューイット氏に対し、共和党はアメリカ・ライジングPAC（政治行動委員会）の援助を受けて、クリントン前国務長官に「焦点を合わせ始めている」と述べた。しかし、具体的に何を行うかは言及がなかった。 (credit:Huffington Post)
イタリア版スプラッシュ 12月5日(03 of09)
Open Image Modal\"NUOVE STRAGI DI MAFIA? IL RISCHIO C\'È\" 「マフィアによる大虐殺？ そのリスクは高い」\n\nハフポストイタリア編集部がシチリア島カルタニセッタ検察のセルジオ・ラリ長官にインタビュー。「マフィアによる新たな大量殺人が起こるリスクが高まっている」と述べた。\n\n「パレルモ検察と私はアンジェリーノ・アルファノ副首相への報告の中で、イタリアマフィアの現状とシチリアのギャング組織『コーザ・ノストラ』に関する情報を提供した。1992年から93年にかけてシチリアとイタリア全土で起きた血の惨劇が再び起きる危険性が高くなっている」とラリ長官は述べている。 (credit:Huffington Post)
カナダ版スプラッシュ 12月5日(04 of09)
Open Image ModalWAITWAITWAIT.. WHAT? 待て待て待て…何？\n\nヘロイン吸引や脅迫、セクハラなど疑惑が後を絶たない\nトロントのロブ・フォード市長にまた新たな疑惑。市長がヘロインを吸引していた証拠動画を買い取ろうとしていたことが12月4日、裁判所の文書で発覚した。\n\nロブ・フォード市長は、アメリカのニュースサイト「Gawker」とカナダの新聞「トロント・スター」が市長のヘロイン吸引を報道した数カ月前に、5000ドルと車1台で買い取りを提案したという。 (credit:Huffington Post)
スペイン版スプラッシュ 12月5日(05 of09)
Open Image ModalSÉ DÓNDE ESTÁS お前はここにいる\n\nアメリカ合衆国が毎日世界中の携帯電話のデータ50億件を収拾していると12月4日、「ワシントン・ポスト」が伝えた（くわしくは記事上部）。 (credit:Huffington Post)
ドイツ版スプラッシュ 12月5日(06 of09)
Open Image ModalSCHIFF, FLUGZEUG, BAHN, AUTO: ORKAN WIRD VERKEHR LAHMLEGEN 船、航空機、列車、車：ハリケーンはジグザグの動き\n\n大型ハリケーン「クサーヴァー」がドイツ北部に上陸する可能性が高まり、交通機関が麻痺している。\n\nドイツ気象サービスはウェブサイトで午前10時ごろからドイツ北部沿岸のフリースラント地方が激しい風雨に見舞われると警報を出した。同じく、クックスハーフェンやアウリッヒにもハリケーンが直撃する模様だ。 (credit:Huffington Post)
フランス版スプラッシュ 12月5日(07 of09)
Open Image Modal\"Le gouvernement US fait taire les voix qui ne lui conviennent pas\" 「アメリカ政府は自分たちに合わない声には沈黙している」\n\nイーベイ創業者で「ホノルル・シビル・ビート」発行人のピエール・オミディア氏がハフポストのブログに寄稿した。\n\n2010年に電子マネー決済サービス「ペイパル」のサービスにサイバー攻撃を加えた14人が今週告発された。ペイパルが、匿名内部告発サイト「ウィキリークス」のために寄付金を集める決済口座を閉鎖したことが攻撃の理由だった。\n\nこの件について懸念を深めたオミディア氏は、「ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジュ氏は編集人であり、アメリカ政府は権力で彼を沈黙させようとした。報道の自由は守られなければならない」と述べている。\n (credit:Huffington Post)
マグレブ（アフリカ北西部）スプラッシュ 12月5日(08 of09)
Open Image ModalHORS-JEU ! オフサイド！\n\nチュニジア労働総同盟（UGTT）のフーチニ・アバシ代表と、新政権発足に向けた国民対話の会合報道官は12月５日声明を発表し、国民対話の日程を12月14日正午まで再延期することを明らかにした。\n\nアバシ代表は、与野党間で次期政権のトップを誰にするかで合意に至らなかったと述べたが、14日までは交渉を継続するとした。 (credit:Huffington Post)
日本版スプラッシュ 12月5日(09 of09)
Open Image Modal「いのちを食べて人は生きる」\n\n「いい肉の日」といわれる11月29日、あるドキュメンタリー映画が公開になった。纐纈（はなぶさ）あやさん（写真）の監督作品『ある精肉店のはなし』。\n\n大阪府で精肉店を営んでいる一家が、牛を飼育して、屠畜場で手作業で解体し、販売する姿を映し出した作品だ。牛のいのちと全身全霊で向き合う一家のこの記録は、これまで取り上げられることの少なかった世界だけに、一般市民はもちろん、食肉業界の関係者からも注目を浴びている。\n\n初監督作として原発問題を描いた『祝（ほうり）の島』がシチリア環境映画映画祭のドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞するなど、多くの人の反響を呼んだ纐纈さん。今回は、映画監督になったきっかけや、次の作品に「屠場」を選んだ理由を聞いた。 (credit:Huffington Post)