小型飛行機が山中に墜落、2人が死亡 奈良・山添村に白煙のぼる

8月14日で正午ごろ、奈良県山添村伏拝の山中に小型飛行機が墜落した。現場機体の残骸近くで2人が見つかり、死亡が確認されたとNHKニュースが報じた。
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時事通信社

8月14日の正午ごろ、奈良県山添村伏拝の山中に小型飛行機が墜落した。現場では機体の残骸近くで2人が見つかり、死亡が確認されたとNHKニュースが報じた。

時事ドットコムによると、墜落したのはアメリカ籍のプロペラ機「ソカタTBM700」(定員6人)で、いずれも日本人の男性機長と女性1人が乗っていた。飛行計画では、午前11時57分に八尾空港(大阪府八尾市)を出発し、約2時間45分後、福島空港(福島県須賀川市)へ到着する予定だった。

目的地に向かう途中、何からの理由で引き返したという。

午後0時15分ごろ、近隣隣住民から「飛行機が回転しながら落下した」「火の玉になって山の方に落ちた」といった通報が奈良県警や奈良市消防局に相次いだ。

現場では壊れて炎上した機体が見つかり、付近を捜索したところ消防が、性別の分からない2人が倒れているのを発見。すでに死亡しており、飛行計画に記された2人の搭乗者とみて確認を急いでいる。

朝日新聞の映像報道部はTwitter上で、墜落現場の写真を投稿。飛行機の破片とみられる残骸が散乱し、火が上がっている様子が写っている。

同機は11日午前、八尾空港から神戸空港に向かう際、無線機の不具合で引き返すトラブルを起こしていた。