菅官房長官、記者に「3密」を指摘され苦笑い。自民党会議の密閉状態受け【新型コロナ】

「政治の場こそ密集を回避したら?」など、世間からは批判の声も上がっている。

菅義偉官房長官は5月8日に開かれた記者会見で、7日に開かれた自民党の新型コロナウイルス関連の対応を話し合う会議が、いわゆる“3密状態”で行われていたことについて問われ「しっかり気をつけてやっていただきたい」と回答した。

菅官房長官は記者の質問に対し、苦笑いを浮かべながら回答した。

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菅官房長官
時事通信社

記者会見では中盤、ある記者が「随分と熱心に議論はされたようなのですが、会場自体が(密閉・密接・密集のいわゆる)“3密”状態だったのではないかという批判が出ています。与党でこういった状態で会議が開かれたことについて、どう思われますか?」質問

これに対し、菅官房長官は「私は現場は承知していないが、“3密”にはしっかり気をつけてやっていただきたい」と苦笑いを浮かべながら回答した。

自民党は7日、経済成長戦略本部と新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の合同会議を開いた。会議には多くの議員が出席した。

毎日新聞デジタルによると、会議の参加者からは「3密どころか酸欠」などという声も上がっていたという。

7日に開かれた会議のニュースが報じられると、Twitterなどのネット上では「これ自体がクラスターだ」「3密を避けましょうと言われているのに、議員がこんな様子じゃ説得力がまるで無さすぎる」「前にも国会がこのように密集状態だったのを見た。政治の場こそ密集を回避したら?」などと批判の声が上がっていた。