貴乃花親方、内閣府に告発状「相撲協会の対応に問題」 日馬富士による暴行事件で立ち入り検査要求

八角理事長「公明正大にやっている」と反論
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貴乃花親方(左)と日本相撲協会の八角理事長
時事通信社

大相撲の元横綱・日馬富士による暴行事件をめぐり、日本相撲協会の対応に問題があったなどとして、貴乃花親方(45)が協会を監督する内閣府に「告発状」を提出した。親方が3月9日、貴乃花部屋の公式サイトで発表した。

貴乃花親方は巡業部長として暴行事件を協会に報告しなかったり、被害者で弟子の貴ノ岩への聞き取りを拒否したりしたとの理由で協会理事を解任されていた。11日から始まる春場所を前に、両者の対立が再燃しそうだ。

発表によると、貴乃花親方は、事件をめぐる協会の調査が、第三者によるものではなく、被害者の主張が反映されない形で最終報告も出された「公正中立な内容とは到底評価できない」と指摘した。

また、自身が理事を解任されたことについても、「法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難」な、不当な行為だったと批判した。

このため、協会は公益法人として「各組織の適切な運営等を確保できていない」と貴乃花親方は主張。内閣府公益認定等委員会に対し、立ち入り検査や是正勧告をするよう告発状で訴えたという。

時事ドットコムによると、貴乃花親方が告発状を提出したことについて、協会の八角理事長は10日、「(内閣府が)いつ話を聞きに来ても、しっかりしている。問題ない。公明正大にやっている」と話した。

暴行事件が起きたのは2017年10月下旬。鳥取市内のラウンジで、日馬富士が貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴り、頭にけがを負わせた。同席した横綱白鵬が貴ノ岩を説教した際、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていたことに日馬富士は腹を立てたという。

日馬富士は傷害罪で略式起訴され、鳥取簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。これに先立ち、日馬富士は責任を取って横綱を引退した。

一方、協会も事件の調査に乗り出したが、度重なる聴取の要請に応じなかった貴乃花親方の姿勢を問題視。親方の理事を解任した。