ノーベル平和賞候補になったベトナム禅僧による「英語書道」

ベトナム人の禅僧であるティク・ナット・ハン氏は、平和や慈悲、理解に向けた活動により、世界の多くの人々から尊敬を集める人物だ(1926年ベトナム生まれの87歳。ベトナム戦争中の平和への取り組みに対して、1967年にM.L.キング牧師によりノーベル平和賞候補に推挙された)。
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ベトナム人の禅僧であるティク・ナット・ハン氏は、平和や慈悲、理解に向けた活動により、世界の多くの人々から尊敬を集める人物だ(1926年ベトナム生まれの87歳。ベトナム戦争中の平和への取り組みに対して、1967年にM.L.キング牧師によりノーベル平和賞候補に推挙された)。

「タイ」(ベトナム語の「師」)という通称で呼ばれるハン氏による教えの基本は、「マインドフルネス(気づきを高めること)」だ。過去でも未来でもなく、「現在を生きること」こそが真の平和を維持する唯一の方法だ、という同氏の信念を反映したものだ。

ハン氏は、活発な執筆・講演活動を行っているほか、同氏がフランスに設立した「プラム・ビレッジ」を拠点にした発展途上国を支援するプロジェクトなどで多忙を極めているが、9月6日からニューヨークの「ABCホーム」で、書道の展示会を開催している。

「書道という瞑想:禅僧ティク・ナット・ハンの『マインドフル・アート』」では、ハン氏の作品88点が展示されている。展示作品は現在競売にかけられており、その売上金の60%は、ハン氏の活動資金や修道院、修道僧、同氏らが支援する財団に充てられる。

展示会初日の夜、ハン氏は来場者たちの前で筆をふるい、その場で制作された5作品が競売に加わった。

「書道は瞑想の実践です」と、ハン氏は展示会のプレスリリースで述べている。「私が行う書道では、墨とお茶、呼吸、マインドフルネス、そして意識の集中が存在します。そして、人々の気づきや目覚めを高めるような言葉や文を書きます」

米ハフィントン・ポストのブロガーであり、『Unbinding The Heart』(心の解放)の著者であるアガピ・スタシノパウロス氏は、ハン氏のイベントに参加し、同氏が「わたしは到着した、ここがホームだ」(I have arrived, I am home)と書いたときの印象を次のように述べている。「ハン氏を見つめるわれわれは皆、静寂と存在感、落ち着いた喜びとを体現した師を目の当たりにしているという感覚を覚えずにはいられなかった」

以下の写真で、イベントの雰囲気と、禅のマスター(師)の瞑想的な作品の一部をご覧になってほしい。

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let go(解き放つ)

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「いま」は二度とない

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「いまいる場所で自由に」

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お茶のセット

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この瞬間には驚きが満ちている

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Peace is every step(平和とはひとつひとつの歩み)

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愛する者になり、愛される者になれ

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美しくあれ、あなた自身であれ

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あなたは私が存在する理由

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[Kate Bratskeir(English) 日本語版:丸山佳伸、合原弘子/ガリレオ]