【3.11】「最後だとわかっていたら...3月11日を大切な人を想う日に」岩手日報が提案【動画】

岩手日報が3月11日、「最後だとわかっていたら」と題する動画を発表した。「明日が来るのは、当たり前ではない」として、3月11日を、すべての人が大切な人を想う日にしようと提案している。

岩手日報社が3月11日、「最後だとわかっていたら」と題する動画を発表した。東日本大震災の発生から6年にあわせたもので、新聞広告も掲載した。

動画に使われているのは、アメリカ人女性ノーマ・コーネット・マレック氏による詩「最後だとわかっていたなら」。紙面には、全文を掲載した。

詩を日本語訳した佐川睦氏のあとがきによると、この詩は子供を亡くしたマレック氏が、1989年に発表したものだという。2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロ後、テレビ番組などで朗読された。

岩手日報はこの詩に「明日が来るのは、当たり前ではない。3月11日を、すべての人が大切な人を想う日に。」とメッセージを添えた。動画には「『震災』を勝手に終わらせない。」という言葉を追加し、震災を伝え続けるいう意志を示している。